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【b→dash #10】非エンジニアのエラー対応、まずは落ち着いてこの3ステップから

b→dashの導入・運用に対してお悩みをお持ちの マーケターの方・その上司の方に向け、全12回に渡り解決のヒントをお伝えしていきます。

累計50社以上のb→dashプロジェクトを支援。クライアントは、金融・不動産・アパレル・食品・スポーツ球団・化粧品・人材・店舗ビジネスなど業界業種を問わず、企業規模も創業まもないベンチャー企業から大手上場企業まで幅広く担当。多種多様な観点からの助言や、豊富な経験をもとに先回りした提案を強みに、b→dash初心者がつまずきがちなポイントを強力にサポートしています。

執筆者:umbrElla編集長

第10回は、自分がb→dashで実装したデータがエラーになったらどうしよう...と心配されている方に向け『非エンジニアのエラー対応 まずは落ち着いてこの3ステップから』をテーマにお届けします。ぜひ最後までご覧ください。


前書き

非エンジニアのエラー対応に必要なステップを解説するにあたり、まずは「優秀なエンジニア」さんのお話しをしてみたいと思います。

みなさんは、「優秀なエンジニア」と聞くとどのようなイメージを思い浮かべますか?私を含めた非エンジニアの方のイメージは概ね(おおむね)こうだと思います。「優秀なエンジニアは完璧なコードを書き、問題が発生しない」「優秀なエンジニアは革新的なソリューションを開発できる」と。

私はゴリゴリの営業マンからIT業界に転職したわけですが、これまでプログラミングを生業(なりわい)にしたことはありません。ただ、とある「エンジニアリングのできる起業家養成スクール」に一時期通っており(なんとか無事に卒業)、そこで「優秀なエンジニア」のお話しを聞く機会がありました。曰く(いわく)、「優秀なエンジニアは、エラー対応が上手いエンジニアだ」と。意外ですよね?エラーを起こさないことも重要ですが、同様にエラーが起きた時の対応能力で、エンジニアの優秀さが計られるらしいのです。

大前提、エラーを起こさないことが大事です。優秀なエンジニアの方は、プログラミングコードを書く段階で潜在的なエラーを予測し、対策を講じます。また、仮にエラーが起きたとしても影響する範囲を限定的に抑えるための全体設計を行います。そして、一度(ひとたび)エラーが起きると、そのエラーが発生した根本原因を徹底的に分析し、同じエラーが再発しないような対策を講じます。

一方で、「優秀」とまではいかないエンジニアの方の場合、エラーが発生した後に初めて対処を始めることがほとんどで、予防的なエラー対応力は不足しがちです。また、エラーの記録や監視を怠ることも多く、問題が発生してから気づくまでに時間がかかることもあります。そして、エラーの修正に関しても、一時的な修正で終わってしまうことが多く、根本原因を潰していないが故に(ゆえに)何度も同じようなエラーが発生することになります。

いかがでしょうか。「優秀なエンジニアとは、エラー対応が上手なエンジニアである」ことが少しでも伝わったなら幸いです。同時に、この理屈はb→dash担当者にも当てはまります。優れた担当者とは、エラー対応に優れた担当者とも言えます。それでは、具体的にどのように対処していけばいいのかを見ていきましょう。

非エンジニアのエラー対応に必要なステップとは?①

まず最初にやるべきことは、『影響範囲の特定』です。※大前提として、エラーが起きたらまずは上司に報告しましょう。決して1人でどうにかしようとは思わない方が賢明です。

「影響範囲」という言葉に馴染み(なじみ)がない方もいらっしゃるかと思いますので、少し説明させていただきます。読んで字のごとくではあるのですが、何かしらのエラーが発生した際にどこまで・どれだけの影響があるかどうか、です。影響の広さで言えば、1つの分析や施策だけかもしれませんし、多数の分析・施策にまで及ぶかもしれませんし、売上にも影響があるかもしれません、顧客にまで影響があるかもしれません。また、影響の度合い(インパクト)で言えば、一瞬で回復可能なものかもしれませんし、復旧に1日・1週間かかるかもしれませんし、修復不能かもしれません。売上・顧客への影響についても、軽微なものから甚大なものまで様々です。

b→dashにおけるエラーには2つの種類があります。1つ目は、「b→dash自体のエラー」です。これはどのようなシステムを利用していても起きることです。マイクロソフトのサービスでも起きますし、Googleのサービスでも起きえます。2つ目は、「自社のみに発生しているエラー」です。前者については、b→dashの提供元が影響範囲やその後の対応を指示してくれますので、基本的にはそれに従うしかありません。一方で、後者については、b→dashのカスタマーサポートの方に協力を仰ぎながら自分たちで解決せねばなりません。

影響範囲の特定でやるべきことは3つです。「いつから」「どこで」「どのような」エラーが起きているかの確認です。b→dashには、エラー通知機能があるので事前に設定さえしておけば基本的にはタイムリーにエラーを検知することはできます。また、エラー箇所も、エラーが起きうる箇所に分けて通知設定をすることができるので、比較的特定しやすいです。あとは「どのようなエラーが起きたか」の確認です。こちらについても、使用しているデータに不備があるのか、データに対する処理に不備があるのか、など大まかなエラー類型は表示されますので、あとはその類型から推測し、実際のデータや処理を見ていくことになります。

この「いつから」「どこで」「どのような」エラーが起きているかの特定が済めば、あとはある程度影響範囲を特定することは可能です。

非エンジニアのエラー対応に必要なステップとは?②

非エンジニアのエラー対応に必要なステップとは?③

記事の続きは、非エンジニアのためのテクノロジー活用メディア『umbrElla』でご覧ください。
もし少しでも自社のマーケティング組織が当てはまっているな...と感じてしまった方は、ぜひumbrEllaに一度お悩みをぶつけてみてください。きっと何かのお役に立てるかと思います。

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