大谷投手の二刀流 賛成?反対?_20170108シンザン記念&フェアリーS
一本にせい!
けさ、野球評論家、金田正一氏(83)がTBS「サンデーモーニング 新春SP」内のコーナー「週刊・御意見番」にゲスト出演した。レギュラー出演の野球評論家、張本勲氏(76)と丁々発止、ああでもないこうでもないとさまざまなスポーツを一刀両断した。
話題は日本ハムの大谷投手の二刀流になり、金田氏は「一本にせい! ピッチャーならピッチャー、バッターならバッターで良いから」とクギを刺した。
こう言うと思っていた。
自分の経験こそが絶対で、未経験のものはダメだと主張するのが老人の定番。
現役時代の大活躍した自分を否定するのが嫌なのだろう。
しかし、それはそれ。決して否定などしない。
金田氏は400勝、奪三振4490などプロ野球記録保持者だ。
また、国鉄入団2年目から14年連続20勝以上(うち30勝以上が2回)、この間、1959年以外、完投も20試合以上とけた外れだ。
これら記録を否定するものではない。
しかし、自分の通ってこない道を検証もせずに否定するのは頭が固いというもの。
時代は移り、科学は進歩した
うさぎ跳びがスポーツの練習の定番だった時代から、あれは足腰を痛めるという科学的実証で、現代ではほぼうさぎ跳びを練習に取り入れているスポーツはない。
練習中に「水を飲むな!」という時代から、「こまめに水分摂取しろ!」という時代の変わりようである。
大谷投手については、私は二刀流大賛成である。
未知のものにチャレンジするのもアスリートである。
むしろ、今まで先発投手で出てきたときは打者としては休み、登板のない時は打者に名を連ねていたのは、エセ二刀流だと思ってきた。
「3番ピッチャー大谷!」これこそが真の二刀流だ。
大学の話だが、かつて、二刀流の先輩がいた。
「2回の裏、法政大学の攻撃は、5番ピッチャー江川君!5番ピッチャー江川君!」
そう、元巨人の江川が法大時代に二刀流で主軸を打っていた。
あのころ、江川はワクワクさせる野球人だった。
能力のある人間はどんどん未知なものへチャレンジすべきだ。
また、基本的に張本氏も金田氏と同意見である。
イチローに対してもピート・ローズ氏と同様、認めたくないという腹でいっぱいの主張しかしなかった。だからイチローが記録をどんどん書き換えるたびに苦々しくコメントしてきた。
少しでも失敗すると、「それ見たことか!」「言わんこっちゃない!」と喝をダメだししていたろう。
新しいことに「チャレンジ」するということに価値を見出すことができないのだ。
金魚
また話は変わるが、大晦日深夜に年越しそばを食べ、2017年の経済がどうなるのか、専門家の意見を聞くために(まあ、聞くまでもないが)、「朝まで生テレビ」を見たが、司会の田原総一朗氏(82)も上記二人と似ている。
まず、しゃべらない時に画面に映ると口をパクパクしている。
まるで酸素の足りない金魚のように。
すっかりおじいちゃんになってしまったようだ。
それはまあ、年を重ねると仕方ないだろう。
この「朝まで生テレビ」で一番人の話を遮るパネリストは誰かと問えば、何を隠そう田原総一朗氏だ。
とくに女性が主張していると、最後まで話を聞かずぶった切る。こうなると誰も言い返せない。
パネリストの知らない過去の事実を本質として、一刀両断して諌めるのも良いが、まずは人の主張を最後まで聞きましょう。
あなたは司会者なのだから。
若者こそ
じつは、私は老害たたきをしたいのではない。
このような年を経た人たちでも新しいことにチャレンジする人たちを私は知っている。
私はむしろ、このようなチャレンジをしない、新しいことに興味を持たない、事なかれ主義で、自分の意見を主張しない若者たちが結構多いということに嘆かわしさを感じている。
単刀直入に言うと、二刀流に一刀両断しないことだ。
さて、本日はシンザン記念とフェアリーS。
京都も中山も雨で馬場が渋い。
こういう時は「逃げるは恥だが役に立つ」の逃げ馬だ。
シンザン記念は⑧トラストと①ミルトプリンス。
フェアリーSは②ツヅクを狙う。
逃げるが勝ちだ。
チャレンジしてはいけないのは東芝だけだ!
(勝馬投票は自己責任でお願いします)
[過去の結果]
◯京都金杯 ブラックスピネル6人気2着