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函館記念(GIII)とオーガニック・テンプラニーリョ
今週は、競馬の世界ではセレクトセール(新馬のセリ市)が話題の中心でしたね。実力未知数の若駒の一生を、数百万〜数億円で買うセリ市は、僕らが買うペラペラした馬券なんかとは比べ物にならない大きなギャンブルです。
一方ワインの世界では、今週からビールメーカーや大手ワインインポーターの営業さんがボージョレヌーボーの予約受付を始めたようで、業界の端くれにいる僕のところにもパンフレットが一斉にやってきました。新馬の売り出し時期と、新酒の売り出し時期は同じタイミングなんだなぁ。
そういえば投機目的でワインを買う人もいます。ボルドーワインを熟成途中の樽ごと買って(プリムール買い)、数年後に値段が上がったところで売るわけですが、これなんかはギャンブル以外の何者でもありません。実はワインと競馬の共通点って色々あるんですよ......。
そんな話でごまかしておりますが、先週の競馬、また負けでした。買うか切るか最後まで迷って、結局買わなかった戸崎圭太ゼーヴィントが見事快勝しました。あうう。
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こんな時は気を取り直してワインです。このところ暑くて白ワインが続いたので、久しぶりにどしっとした赤ワインもいいなぁ、と思っていたら目に留まったのがこのワイン。
オズボーン テンプラニーリョ・ビオ"ソラス" 2015
酒のやまや(La Cave de YAMAYA)て700円くらい
オズボーン社はスペイン南部の伝統酒であるシェリーの大手メーカーとして知られる名門。僕もよくここの辛口シェリーを冷蔵庫にストックするのですが、シェリーじゃない普通の赤ワインも作っていたとは知りませんでした。しかもこのワインは有機栽培のブドウで造ったオーガニックワインです。
オーガニックとかビオとかビオディナミとか自然派とか、最近のワインではよく耳にするキーワードですが、ちゃんと知ろうとすると理解はかなり困難です。それぞれのイメージを馬券にたとえるならば、普通のワインを馬連だとすると、オーガニックは馬単、ビオディナミは三連単、ヴァンナチュールは三連単アタマ一頭軸総流し、という感じです(異論反論求むw)。
このワインは前述した通り有機栽培ブドウを使って、なるべく自然に、添加物等を減らして醸造されたワイン、と思われます。
味はフレッシュでフルーティ。ブドウの味をそのまま引き出したナチュラルな仕上げです。テンプラニーリョのワインは濃厚でタニックでパンチの効いたワインも多いイメージがあったのですが、これは多分日本に入ってくるテンプラニーリョというと、圧倒的にリオハのワインが多いからでしょう。リオハのアメリカンオークによる甘い熟成香は、別にスペインワインやテンプラニーリョの特徴ではないんだよ!
滑らかなミディアムボディで、スパイシーな香り、タンニンが少ないので少し冷やしめで夏も美味しく飲める赤ワインでした。正直予想外の味。でもとっても良かったです。ありがどうスズカデヴィアス!
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今週の重賞はGIIIの函館記念、2000mのハンデ戦。去年の同レース1着2着3着の馬が仲良く再出馬していますが、ハンデ戦ということもあそのあたりも踏まえると、新顔で斤量54kgで鞍上ルメールのサトノアレスに人気が集まるのもむべなるかな。
スタートからの直線が長いコースなので枠順は影響少ないとして、気になるのは巴賞に連闘でいって3着のナリタハリケーンと、中山記念2着のサクラアンプルール。しかし決め手がない...。
というわけで、今週は
◎サクラアンプルール
◯マイネルミラノ
△ツクバアズマオー
△サトノアレス
☆ナリタハリケーン
の5頭で、トリガミ上等、禁断の馬連ボックスで考えています。ではまた来週、次は中京記念で!
※いつも写真をアップしてた手書き馬券なんですが、ちょっと手間なので今回から廃止しますー。