タマホームの件で可視化されたもの
タマホームの社長が全社員に告げたとされる発言の内容が文春へのリークで明るみに出たらしい。
「世の中がなんと言おうとも、ワクチン接種に反対です!」
6月初旬、ほぼ全社員がオンラインで視聴した「経営方針発表会」ではこんな一幕があった。玉木氏が突然、「ワクチンを接種したら5年後に死にますからね」
『5Gがコロナ感染を引き寄せる』という意味のことも言いました。
等々、、、
そして会社として、社員の言動に制裁を加えるような発言をし、社員からリークされるに至ったのだろう。
そしてこれを受けて当然の如く、
労働問題に詳しい旬報法律事務所の佐々木亮弁護士が、
「会社側の都合で社員に自宅待機を命じた場合、基本的に賃金は100%支払わなければいけません。本当に無給にした場合、労働基準法24条に違反する可能性があります。また、ワクチン接種をしたらペナルティーを与えるというのはパワハラの類型の一つである『個の侵害』にあたります。個人携帯の5Gオフを強制したとすれば、それも社員のプライバシーに立ち入って嫌がらせをするパワハラ行為と言えます」
との見解を述べた。これはその通りだろう。
全く異存はない。
しかし、こんな当たり前が通用しなかったこの1年半の我々の記憶は何だったのだろう。