『酔った。』

歌詞:吉田てざわり

手取り足取り千鳥足わけのわからん君のワルツお相手
『月が綺麗ですね』なんて学がない君からは出てこない
呂律羅列支離滅裂言葉が右から左に流れていく
明日には忘れる使い捨て消耗品の愛をささやく

アタシ、ちっともしらなかったわ。
ちょっとのそれがアナタを壊すこと。
クランクインの合図はあの言葉
深夜の惨事悲劇の始まり

『酔った。』 唱えられる
魔法の呪文を私はかけられる
『酔った。』君はいう
全てを許される特別な魔法だ

アルコールが混じった君の言葉が生暖かく私を包む
今夜限り、フィクション既に私とあなたはクランクアップ

その場限りの寂しさを
埋めたところで塞がるわけじゃない
その場限りの寂しさでも
埋まっていないと倒れてしまいそう

『寄って。』誘われる
怪物が潜む危険な屋敷へ
『寄って。』惑わされる
踊っていたのは私の方だった

「待って。」追いかける
片方の靴君はシンデレラ
「待って。」すがりつく
なんてこととはしないつもりでいる

『酔った。』 唱えられる
魔法の呪文を私はかけられる
『酔った。』君はいう
全てを許される特別な魔法だ

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吉田が作る曲は基本バンドを組む前に「曲を作るので歌ってくれる人大募集!」ということをやって作られた曲たちです。自分が音痴で歌えないので...

歌ってくれると言ってくれた先輩には絶対お酒関連の曲を作りたいなって思ってできたのがこの曲で、構成とか結構変えてもらえて一番かっこいい感じにしてくれたので編曲は先輩ですね!

ちなみにバンドバージョンは前にリードギターをやってくれていた焼鳥ちゃんが打ち込みで全部作ってくれていたのでほぼそれを再現してます!どちゃかっこいい...


最初は「酔っ払った酔っ払った」と連呼する曲でした。うわぁ痛いなぁ歌詞が寒いと思いながらも耐えつつ無事完成させました。
コードはこの曲を作った時に崎山蒼志君がよく使用するコードが1個あるらしくそれを入れてます。

歌詞は所々掛詞?みたいになっていて気に入ってます。
『ワルツのお相手』→『踊っていたのは私の方だった』みたいな。

常々お酒が入った状態で言った言葉や行動、「ごめん酔っ払って覚えてない」の一言で片付けられると言われた側は何もそれ以上言うことが出来ないので魔法みたいだなって思います。

この曲アルペジオがメインみたいなところあるんですけどシンデレラの魔法使いのオババが魔法をかける時のイメージしたのでアルペジオ多めでお送りしてます。

私は基本的にそういう類の酔っぱらいが嫌いなのでその恨みも込めました。

「片方の靴君はシンデレラ」って歌詞があるんですけど、これは酒に潰れた同期を私と後輩で運んでいたら新品のサンダルを片方線路に落としたっていう思い出からきています。
今も白山駅の線路で迎えを待っていることでしょう。

酔っぱらいって記憶と物を無くしがち。

それだけで済めばいいんですけどね。

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