作詞:てざわり

やたら明るい5月の18時
やたら暗い私は惨事
イビツな言葉で浴びる朝のシャワー
うまくいかない夜はサワー

あーあ。


特別になれず当たり前に慣れ
自分を捨ててでも前には習え
揺れる朝7時のリズムに意味をのせる

みんなが当たり前にできることが
やらないんじゃなくてできないだけで
常識という名の凶器をかざしても
まだ改札がうまく通れないな

必要とされない
今日が来るよ

少しも共感しない音をつれて
いっそのこと二度と帰らない
それとも後ろ指を差される前に中指を立ようか

特別になれず当たり前にナレ
自分を捨ててでも前には習え?

傷つくことと愛することを
履き違えた足でどこに行くのか

特別になれず当たり前にナレ
自分を捨てるなら異質を選べ
間違い探しの間違いが私でも
別にかまわないから


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

特にタイトルが思い浮かばなくて鬱病とか憂鬱とかにしようと思った結果「憂」というタイトルになりました。
つい最近までゆうって読んでたんですけど、この曲を好きって言ってくれた友達が「うれいってよむの?」って聞いてきてそっちの方がいいやんけと思い今日からうれいと読ませることにします。

私の作った曲をフクダ氏が歌ってくれた最初の曲です。

とある研修で期間限定ですがコールセンターで働かされることになりもうそれは酷い罵倒を浴び続けた時期に作った曲です。
2時間電話切れないとかザラで、私は最長で4時間電話きれなかったこともありました。業務内容は言えないのですが割と人の生死とかにも関わってくる可能性があるもので、電話口で泣いてしまう方もいて、元々感情移入しやすいタイプで精神がボロボロになっておりました。

毎朝業務内容のワードをTwitterで検索したり、実際に朝っぱら1本目の電話から怒鳴られたりという意味で「イビツな言葉で浴びる朝のシャワー」というわけでございます。


小さい頃からなんとなく自分は特別になるんだと思ってたんですけど、結局普通の人間になってしまっている違和感

自分では普通にしているつもりなのに変わってると言われ続けて周りとどうしても馴染めない
皆んなと同じことをしているうちにはみ出してしまっていた

行かないといけないのに身体が拒否して電車に乗ることができなくなった

自分は努力をしなくてもそれなりになんでもできてしまっていたから、いつのまにか周りと差がついて気がついたら何にもできない人間になっていた

その時は曲を作ることが気を紛らわせる唯一の方法だったという感じです。

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