
オオヤコーヒ焙煎所 タンザニア
情報
産地 タンザニア北部・アルーシャ州アルメル地区シシュトン村
グレード AB
品種 ブルボンなど
精製 ウォッシュド
焙煎 中深(見た感じ結構深い)
説明 クリーミーな舌触り、後味に黒糖と微かな干し杏の風味があるコー ヒーです。

感想
キレがあってクリアでシャープな苦み。見た目で想像した苦さのイメージより、いざ淹れてみると確かに飲み口は中深なのかもなどと思った。舌触りもクリーミーとは言いつつもぽてっと丸み系ではなくスッと飲みやすい。後味もじんわりずっとおいしい。なんだか総じて都会的な味わい。個人的には淡麗系の深煎りとしてはこの味が正解だろって思うくらい美味しかった。
余談
浅学なので、タンザニア≒キリマンジャロであることを最近知りました。ただ今回のアルーシャ州アルメル地区はキリマンジャロ山のちょっと西にあるメルー山の麓らしいので厳密にはキリマンジャロじゃないのかな?
で、同じアルーシャ州の西側にンゴロンゴロ保全地域があるのを発見。
人間誰しもが10代半ばの時分に突入するしりとりフェーズ2で出会う「ん」で始まる単語知名度第2位のンゴロンゴロさん(1位はンジャメナ)。
このンゴロンゴロって結局何なんだと思ってWikipediaを見てみると、マサイ語で「大きな穴」を意味するとのこと。
で、出典がついていたのでそちらも見てみる。
https://www.isad.or.jp/pdf/information_provision/information_provision/no68/82p.pdf
なるほどマサイ語ね、マサイ族ってケニア マサイ AAのイメージが強かったけど、たしかに隣国だし、昔アフリカの民族と国境の問題とかやったなと思い出し、一回納得。
でも、ンゴロンゴロってどの要素が「大きな穴」になるんだ???と新たな悩みが発生。ンゴロが穴でンゴロンゴロと繰り返すと穴!穴!!となって大きな穴を意味するのかななどと仮説を立ててみる。だってひとつめのンゴロが「大きな」でふたつめのンゴロは「穴」なんて言われたら卒倒するもんね。ただそうなったときに、「小さな穴」ってなんて言うのかという問題が出現。まさか単語をンゴロ1個から減らせるわけもないので、ンゴロ…(小声)って言うしかないのかもしれない、などと考えるもまぁ答えはでなかった。
ちなみに、「Ngorongoro Conservation Area」という英語版のWikipediaを見てみると、
History and geography
The name of the crater has an onomatopoeic origin; it was named by the Maasai pastoralists after the sound produced by the cowbell (ngoro ngoro).
と書いてあり、「クレーターの名前は擬音語に起源を持ち、マサイ族の牧畜民がカウベルの音(ンゴロンゴロ) にちなんで名付けた。」となんか全く違うことが書いてある。大きな穴などという形状的な要素は煙のように立ち消え、オノマトピック全振りの由来が急浮上してきた。こっちのほうがさっきみたいなサイズの悩みが生まれることもなく直感的に納得できる感じがある。ただ、出典がないのでなんとも言えないところもある。
結局、ンゴロンゴロの真相ははっきりしないので、マサイ語に詳しい方、これを見ていたらぜひ教えて下さい。
結論
タンザニアに行ったらンゴロンゴロでシマウマを見よう