加賀温泉、片山津温泉あたりで遊んできた
ふと思い立って、加賀の片山津温泉あたりに遊びに行ってきて、おもしろかったので紹介。
■主なルート
金沢
↓ 車移動:8号線
柴山潟東側
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源平橋
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首洗池
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柴山潟湖畔公園(「雪の博物館」水曜定休)
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かぼちゃ村(アレコレでランチ)
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浮島、足の湯、雑貨店(水曜休み)
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愛染寺
↓ 車移動:加賀温泉駅方面
びっくり100円うどん
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天空聖陵 加賀の郷(おすすめ!)
柴山潟東側
おそらく桜シーズンに見応えのあるエリア。
とはいえ、秋風を感じながら何もない一直線の道から水面を眺めているのも開放感があって清々しい。
首洗池
東側から北側にまわってすぐの小さな池。
津幡にある倶利伽羅から、この加賀の地まで逃げて来た老武者が首を取られるという、ちょっと切なくなる逸話のあるスポットだった。
柴山潟湖畔公園
青々とした芝生が広がっている広場。
雪の科学館は水曜定休日だそう。
代わりに、遠くの方で噴水を見ることができた。
ちなみに時間は14時だった、時間で発生するイベントなのだろうか。
カボチャ村
食事エリア。
昭和チックな温泉街とは一線を画した若者っぽいつくりの区画とお店。
「アレコレ」というお店でランチを取りました。
4店舗くらいの飲食店が並んでいたのだが、昔はもっと多くのお店で賑わっていたのだろうか。
それとも昭和っぽい温泉街とは別に、今風のお店展開をしようと最近つくられたスポットなのだろうか。
他のエリアとはちょっと雰囲気が違った部分に魅力を感じた。
片山津温泉エリア
この辺りのメイン・エリアになるだろうか。
片山津温泉総湯、かっぱ堂、浮御堂、足の湯「えんがわ」などなどが集中している。
天気や水質にもよるかもしれないが、浮御堂付近からの鏡のようになった水面は映えポイント。
屋形船はコロナの影響で休業中なのが残念だった。
愛染寺
縁結びのお寺だとか。
といっても、縁結びなどさして珍しくもないかもしれないいが、愛染寺は日本初のはめ込み式の絵馬で特許庁の実用新案登録されているという点が最大の魅力。
ということで、ぜひ足を運び、住職さんからの説明を聞いていてほしい。
絵馬は1000円。
びっくりうどん
謎のうどん屋さん。
入る勇気はなかった。
天空聖陵 加賀の郷
まあ、そんな感じで柴山潟を一周したので帰ろうと思ったら、道中、大仏を発見。
なんとなく「加賀にも大仏がある」という話は聞いていたような気もするが、さして感心もなかったので、実際に大仏を目にして思い出したくらい。
とにかくぜひ立ち寄ってみようと言うことで、加賀温泉駅方向に見える黄金像の方に向かってみるのだが、付近まで車を走らせても案内板が一切なく、見え隠れする実物の大仏を頼りにRPGのような感覚で近づくしかなかった。
入場料は1人500円。
大仏だけではなく、世界最大級の黄金の梵鐘があったり、撮影禁止になっているが「加賀三十三間堂」というエリアには、釈迦八相シルクロードというジオラマと、1188体の千手観音像が立ち並び、あげく鏡張りになっている不思議な演出の場がある。
聖闘士星矢のシャカにどこか異空の世界に連れ込まれたような幻想的な空間だった。
ここは絶対的に訪れる価値はあると思う。
宗教心がなくても、スピリチュアルな体験ができる。
ちなみに正面入り口らしき方面に進んで外に出てみると、廃墟と化した不気味な場に繋がる。
昭和感満載のショッピングモール風のお店が立ち並んでいるが完全に荒れ果てているのだ。
観音温泉ホテルという看板がでかでかと掲げられたままで、調べるとかつてここは「ユートピア加賀の郷」というテーマパークだったようだ。
世の中から忘れ去られ、昭和のまま時間が止まっている侘しさを感じた。
バブル期特有の過剰な投資でできあがった施設だそうだが、そこに宗教がらみの胡散臭ささも混ざり、掘れば掘るほど負の遺産感が満載である。
そのせいだろうか、何度か名称が変更されて、今は「天空聖陵 加賀の郷」になっているようだ。
と言っても、場内はまったく手入れがされていないようにも思え、老朽化されていくのをただただ待っているだけのように感じる。
「加賀三十三間堂」や「梵鐘仏堂」なども展示物は素晴らしいが、室内はどこも照明が生きておらず、真っ暗な中を見学する形になっている(まあ、それはそれで雰囲気あるのだが)。
ので、加賀市民にとってはイメージが悪いのか、ネット上でも「加賀 観光」といったオーソドックスな検索では見つけ出されにくく、「珍スポット」や「廃墟」といったアウトローな位置づけになっているっぽい。
だから道案内の案内板もないのだろう。
気になって調べてみたが、YouTubeのチカモリ情報局で語られている内容が興味深く信憑性があるので、ぜひ見てみてほしい。
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