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読書感想文『宿命 「よど号」亡命者たちの秘密工作』

この本を読んだ理由

Voicyでフォローしている、ちきりんさんの紹介があって「よど号」のことを知った。
「知った」といっても、「よど号」という名前くらいは昔から知っていた。
けど、どんな事件か詳しく知らないし、どっちかといえば興味もなかったが、
ちきりんさんの話を聞いて、無性に気になって図書館で本を借りてきたわけだ。

自分メモ

知ったこと、思ったこと
 * よど号事件が日本初のハイジャック事件なんだね。
 * 機内に、いとも簡単に日本刀や爆弾を持ち込んでいるってどんだけ性善説な世の中だよ。
 * 日野原重明さん、この飛行機乗ってたのかよ。
 * 犯人の(ほぼ)全員が、北朝鮮で日本人と結婚してるとか、絶対裏があるだろ。
 * 犯人にも子供がいて、日本に入ってきた人もいるらしいね。普通に生活できてるのかな。
 * 思想って強い。
 * 疑惑止まりだが、北朝鮮の拉致問題にもこのよど号事件メンバーが大きく関わっているのかな?
 * 遮断したり、捻じ曲げたり、隠蔽したり、自由に情報操作できた時代に、思いつく限りの汚い手をつくしてるな、北朝鮮は。てか、今もそうか。
 * 国交がない国とはいえ、指名手配中の実行犯らに、日本の一般人(ジャーナリスト)が北朝鮮に渡ってインタビューできるんだね。
 * 身代わりになった山村新治郎氏の人生って、どんだけ波乱万丈なんだよ。
 * ちょっとした映画やドラマなんかより、ずっと壮大でドラマティックな展開すぎる。
 * ベースは日本赤軍なんだね。日本赤軍も名前しか知らなかったけど、調べてみると、とんでもないテロリスト集団だな。時代が違うとはいえ、アルカイダとかイスラム国より格段にタチ悪いだろ。
 * 兄弟で赤軍メンバー(よど号事件とテルアビブ空港乱射事件の岡本兄弟、テルアビブ空港乱射事件やハーグ事件などの奥平兄弟)とか、親はなにを思ったのだろうか?

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1960年代後半から70年代にかけて、
そして僕が生まれる77年前後までに、日本で起きた事件事故に興味深いものが多い。
それが偶然なのか、
それとも、ギリギリどうやったって知り得ることのできなかった歴史上のできごとに魅力を感じているだけなのか知らないが。
父親が、なにかにつけて「あさま山荘事件をテレビで食い入るように見ていた」という話をしていた影響もあるのかもしれない。
また機会があったら、日本赤軍関連の話を見聞きしてみようと思う。


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