ひとり豚肉会
こんにちは いつかに行った29onの豚肉をたべようの会の話です
ということで今回は豚肉、長野県飯田市は千代幻豚です ちよげんとんと読むらしいです
今回もスペシャルなペアリングで
ソムリエさんが変わりましたがこの人シャンパン好きやでと引き継がれていたらしく、初手からなんか量多めでお送りされました
まずはアミューズから
口に入れると脂がとろけ、クセの強くない熟成香が香ります
熟成期間は長めとのことですが、ナッツや熟した肉の香りは控えめでさらっと食べやすいハムでした
続く冷菜
千代幻豚を食べまくる会なので、とにかく豚肉尽くしです
豚あたまのゼリー寄せです
こちらは肉というか豚の豚っぽい香りがしっかり でお酒に合います
ラビゴットソースのしゃきしゃき爽やかな酸味とクセのある豚の香りでお酒がすすみます
豚足とか頭が入っているのでわりと獣くささがあってそれにラビゴットソースですっきりしゃっきりする、いい感じな組み合わせ
樽っぽさが強くて豚臭さとよく合います
さらにおさけ
赤に合わせる温菜
温菜もどっしりお肉なので一瞬もうメインが来たのかと思いましたがまだ温菜でした
トリュフが時期が時期なので、硬く香りがなくてぽきぽきした和紙のよう 噛みしめると遠くでほんのり香るくらいです
ぱかっと
みっしりした肉とトリュフにきのことソースをからめて
ソースの甘みときのこ味にみっしりした豚肉が合わさっておいしい
なんとなく家で作るあらびき豚肉100%のハンバーグを思い出しました
スープ スープかな? スープみたいです
豚のうまみが溶け出した黄金色のコンソメ
最強のチキンラーメンのスープという感じがします 語彙力がなく、表現が終わっている
重厚なうまみの詰まった液体に更に豚の脂が溶け出してもっと強くなっている
そして下に敷かれたチーズリゾットで乳のまろやかなでふくよかなうまさが加わって完全になります
合わせるおさけは日本酒
日本酒、まだまだわかっていません 米と合わせるとおいしいくらいしかわからない
日本酒、冷えているとアルコール感が強く鼻と喉に全力のアタックを食らう気がします 度数は同じはずなのにワインより酔いやすい 醸造方法の違いによるものであろうという気はしますが、理屈はよくわかりません
おつぎの一皿
朝採れ新鮮な長野の野菜をアンチョビとレモングラス、オリーブでサラダ仕立てにしたもの
これはなんだかプールみたいな匂いがして刺激的でした 刺激の部分が野菜のパキッとした食感とみずみずしさに合います
野菜には五家言ぐらいあることでおなじみですが、全部が新鮮で食感も良く、野菜の味がして美味しかったです
特にズッキーニの水分がじゅわじゅわにあるところと、きぬさやの食感が良かった きぬさやは店で売っているものは彩り以外何も考えてないみたいなやつばかりなのでちゃんとしたものが食べられてハッピーです
メインの前にも肉
みんな大好き豚肉の生姜焼きです
低温にかけられてしっとりじゅんわりした豚肉に甘辛のジンジャーソースと、まったり食感のポテトが絡まっておいしい
ソースは完全に生姜焼きですが肉が厚くて水気が多くジューシーなので不思議な感じ
合わせるワインは赤
すきとおった綺麗な茜色
軽くて飲みやすい 赤はやっぱりまだよくわかりません 渋くて濃くてウォ〜になってしまいます
ということで代打、オレンジひとくち
ものすごく濃厚な花のような香り 百合の花束を口いっぱいに詰め込まれているようです
そしてついにメイン登場
ということでメイン登壇
メインなのでちょっと濃いめな赤
しっとりとろとろな豚の肉と脂に山椒のぴりっとしたソースが効いてすっきり
あしらいの油を纏ったうどのほろ苦い風味に豚の脂のまろやかさが加わっておいしいです 揚げ物と豚の脂でまったりしたところに山椒がやってくるので無限に食べられてしまうし、ワインがスパイシーな風味がするので山椒とも合ってかなりよい
ラストはシメのごはんもの
ぱかっと
とろとろたまごと八角の甘辛だれがごはんに合い、めちゃうまです
卵が半熟かつ味染みなところがいいですね
とろっとねっちりした黄身をお肉にからめるのもよい どんぶりいっぱい食べられます
ラストのおさけ
長期熟成らしい
ただ氷が普通に水道水の氷でカルキ臭がしたのが少し残念でした 氷はまあそういうとこあるから仕方ない
そしてデザートへ
いつものさっぱりバニラにキャラメルが乗ったものでシメて完
今回は豚の地に合わせて和紅茶とのことでした
という感じで豚の回でした
もちろんおいしいんだけど豚肉は豚の味がしてあまり代わり映えしないのかなあという気持ちになってしまいました TOKYO-Xとかはさすがにおいしいことがわかりますが、スーパーでふつうに売られている豚のクオリティがシンプルに高いのか、豚を好んで食べないので経験値が低いのか、おそらくどちらもでしょう
ということで今後の目標は豚の経験を積むことですが、豚そんな好きでもないので積まれないかもしれません
ではまた