私たちの知っている“お米”と“米粉用米”の違いとは?
みなさん、こんにちは!
福島県天栄村で「う米めん」というグルテンフリーの米粉麺を製造している樽川千香子と申します!
新年度に入り、すっかり景色も春色になりました。桜は例年よりも早い開花を遂げ、少しずつ若葉を見せています。
いつもう米めんnoteを読んでくださっている皆さんへのご報告が遅くなってしまいましたが、私 樽川千香子は今年1月6日付でアルファ電子株式会社の代表取締役社長に就任いたしました。
何か特別変わるわけではありませんが、引き続き皆さんの元へおいしいう米めんがお届けできるよう精進して参ります!
実はお米にも色々な種類があります。
以前ご紹介したのは、福島県内のお米の品種ごとの違いについてでした。
今回は「米粉用米」についてご紹介いたします!
ご飯として食べるお米以外の“お米”とは?
皆さんがイメージされている“お米”というと、タイトルの通り炊飯して“ご飯”として食べるお米(飯米)ではないでしょうか?
言われてみれば「確かに!」というところにもお米が潜んでいるように、お米は色々な食材に七変化(加工)しています。
例えば、日本酒やみそ、甘酒、玄米茶などのお茶、お菓子、パンなど……まさに七変化!
これらは総じて「加工用米」と呼ばれています。
いわゆる“ご飯用のお米”と“米粉用米”の違い
米粉用米の中でも加工のされ方や品種によって向き不向きがあります。
例えば、米粉パンに適した品種として「ミズホチカラ」や「笑みたわわ」は膨らみがよかったり製粉時のでんぷんの損傷の割合が少ないことなどが特徴です。
また、米粉麺に適した品種としては「ふくのこ」や「亜細亜のかおり」などがあります。これらは高アミロース米で、茹でてもでんぷんが溶けにくく、麺ばなれもいいので米粉麺に向いている品種と言われています。
いずれも「その品種のお米でなければいけない」、ということではなく、あくまでも品種によって加工への向き不向きがある、ということのようです。
お米にもこんなにいろんな品種があるとは……私自身もまだまだ知らないことだらけです!
う米めんは皆さんが作った“お米”で作ることもできます
ここまで加工用の米粉の品種についてお話ししましたが、う米めんは須賀川産や只見産のコシヒカリやひとめぼれや天のつぶといった飯米を使用しています。弊社では会社さんや個人の方からの米粉麺OEM生産をしていますが、いずれもお米の品種は問いません。これまでご注文くださった方の中には、自分の田んぼで収穫されたお米で米粉麺を作られた方もいらっしゃいます!
「米粉麺」とか「米粉用米」というとなんとなくハードルが高く見えるかもしれませんが、身近なお米が使われている、と思うだけでなんだか安心しますよね!
まずは身近な米粉デビュー、してみませんか?