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薄LiDARの❤️

うすら地味で何の特徴もない私はこの空間にすごく不似合いで壁の花と呼ぶにもひどく映りが悪かった。

しかし、

そんなアタシにも背戸ちゃんは優しくて私はこの場にいてもいいよ。と留まる力を貸してもらえ何とか時をやり過ごした。

雑踏の中時間が過ぎて気がつくと、私は背戸ちゃんの背中ばかり追いかけていた。

アタシは突然海老フライが食べたくなり、人の間を縫うようにケータリングが並べられたテーブルへと駆け寄って海老フライをと手を伸ばしてビックリ‼️
なんと
それは伊勢海老の海老フライ
あまりにインパクトがあるせいか?飾りなのと言う状態で
キチンとマンマ残っていた。

アタシははしたないかしらと戸惑ってひるみかけたら、すかさず 
『あっ僕とってあげるよ!』
と背戸スマイルと共に😍

キャー 。

伊勢海老の海老フライはまさかのノーカットで👁
あまりに驚いちゃったけど
流石に背戸ちゃんも大笑いしながらお皿に乗っけて渡してくれた。

『これ全部は流石にムリだよね僕も一緒に食べるからちょっと待ってて』

えっ。まさか相合傘ならぬ愛愛皿💓とドキドキしていたら
くっ。流石の背戸ちゃん
爽やかに皆様に声をかけ皆んなで頂く事になりました。

😤フン ま、仕方ないよね!
だったら皆んな早くたべとけよ!あたしは伊勢海老独り占めならぬ 背戸ちゃん独り占めすら出来ずに不満が沸いていた。

でも 数十分遡ればこの場に居なかったかもしれないアタシが!アタシがデブだからって皆んなバカにしてんだろ?って思ってたアタシが👁‍🗨今ココで背戸ちゃんを独り占め出来ない事に剥くれてるなんて

ほんと

女心と秋の空
      
とはよく言ったもんだわ〜


アタシは又雑踏をすり抜け駅に向かい履き慣れないヒールの痛みと淡い今日の背戸ちゃんへの恋心への痛みが心地よく重なり

壁の花さへ躊躇していた自分がもう自戒はどうすれば花束を中心で持つ女(ひと)になれるのかに想いめぐさせているまでに成長していた。

キャー 恥ずかしい(≧∀≦)

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