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北陸の温泉パラダイス、加賀温泉について教えてやる

加賀温泉郷――実は、加賀温泉という特定の温泉地は存在しない。
石川県が誇る温泉地の総称というわけだ。
山代温泉、山中温泉、片山津温泉、粟津温泉 の4つの名湯がある。
「なんか聞いたことあるけど、どれがどんな温泉かわからん」という人間のために、無類の温泉好きで、温泉ソムリエ保有の俺がわかりやすく説明してやるから安心しろ。

ちなみに金沢旅行に行ってみると、見所は多いが、かなり都会でゴチャついている。あまり気が休まらないので、温泉好きは加賀温泉のどれかに泊まるのがオススメだ。


① 山代温泉(やましろおんせん)

〜加賀の文化と歴史が凝縮された湯〜

特徴:洗練されたレトロな温泉街×北大路魯山人ゆかりの地

まず 山代温泉 だ。ここは 1300年の歴史 を持ち、昔は湯治場として栄えた。温泉街の中心には 「総湯」 という共同浴場があり、その隣には豪華な造りの 「古総湯」 もある。これがまた風情たっぷりで、湯に浸かるだけで江戸時代にタイムスリップした気分になれるぞ。

さらにここは 美食の地 でもある。料理人として有名な北大路魯山人(美味しんぼの海原雄山のモデル)が修行していた土地でもあり、和食のレベルが異常に高い。温泉と一緒に絶品の加賀料理を楽しめるのが最高だ。

泉質:ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉(美肌効果&疲労回復)

おすすめ旅館:「あらや滔々庵」「葉渡莉」

▶ 結論: 「歴史好き&食通は山代温泉に行け!」

② 山中温泉(やまなかおんせん)

〜渓谷美がヤバすぎる温泉地〜

特徴:絶景の鶴仙渓×風情あふれる温泉宿

次に 山中温泉 だ。ここは 景色が異常に美しい。温泉街を流れる「鶴仙渓(かくせんけい)」には 「こおろぎ橋」 という名橋が架かり、四季折々の風景が楽しめる。特に秋の紅葉は 殺人的な美しさ なので、紅葉シーズンに訪れるといい。

温泉自体も肌がツルツルになる美肌の湯 で、特に女性に人気が高い。温泉街には 九谷焼や山中漆器の工房 もあり、伝統工芸が好きな人にもたまらない場所だ。

泉質:カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉(美肌効果&保湿)

おすすめ旅館:「吉祥やまなか」「花紫」

▶ 結論: 「絶景と美肌の両方を求めるなら山中温泉!」

③ 片山津温泉(かたやまづおんせん)

〜湖畔の温泉リゾート〜

特徴:柴山潟×幻想的な湖の景色

片山津温泉の最大の特徴は 柴山潟(しばやまがた) という湖のそばにあることだ。この湖、なんと 1日に7回も色が変わる というミステリアスな魅力を持っている。夕方になると湖が赤く染まり、マジで幻想的な光景が広がる。

さらに、片山津には 「総湯」 という超おしゃれな日帰り温泉施設がある。全面ガラス張りで湖が一望でき、湯に浸かりながら優雅な時間を過ごせる。温泉街には 花火大会 もあり、夏に行くのもアリだ。
ただし街は若干の廃れ感があり、女子旅の映を重視した温泉街歩きにはあまり向かないだろう。
しかし夜は、ムフフな店が割と充実しているので、変態紳士諸君は羽を伸ばすと良い。

泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物泉(保温&冷え性改善)

おすすめ旅館:「加賀屋別邸 松乃碧」「湖畔の宿 森本」

▶ 結論: 「湖の絶景とちょっとしたリゾート感(と男の癒し)を求めるなら片山津温泉!」

④ 粟津温泉(あわづおんせん)

〜加賀最古!静かに癒される隠れた名湯〜

特徴:開湯1300年以上×静かな温泉地

加賀温泉郷の中で 最も歴史が古い のがこの 粟津温泉 だ。開湯は 1300年以上前 と言われ、ここまで古いと「もはや化石レベル」、古湯好きにはたまらない歴史の響きがあるだろう。

粟津の良さは 静かで落ち着いた雰囲気にある。他の温泉地に比べて観光客が少なく、のんびりと過ごせる。また、加賀温泉郷で 唯一「源泉かけ流し」を楽しめるのも粟津温泉の魅力。

泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物泉(神経痛&疲労回復)

おすすめ旅館:「法師」「喜多八」

▶ 結論: 「静かに激渋の温泉を楽しみたいなら粟津温泉!温泉上級者・枯れたジジイにオススメ!」

【まとめ】どの温泉を選ぶべきか?

加賀温泉郷は、それぞれ個性が違うから 「どれを選んでもハズレなし!」 だ。
ただ、何も考えずに適当に行くと 「思ってたのと違った……」 ということにもなりかねない。
だからこそ、自分に合った温泉をしっかり選んで、最高の温泉旅を楽しんでくれ!

ピピース



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