1 カザフスタンの放射能を除去して!
これはたいへんに切実で、そして未解決どころか未着手。いや、慰めにもならなかったプロジェクト。
ほんの一時期、ロータリークラブに入っていた。長崎の。しかし住んでいるのは京都なので、「え!関さんロータリーだったの!」的な感じで交流が広がり、、、、
で、これです。
旧ソビエト連邦が強行した、カザフスタンのセミパラチンスクにおける核汚染。この問題の解決に力を貸していただけないか。。。。韓国の医師でもあるロータリー会員から依頼がありました。京都のロータリーの人が仲介して、直接面談しました。
僕「承知しました」
話を聞き終えたら、秒でそう言って、目の前のDr.林と握手を交わしました。
思うに、「いやいや私には無理です」「他にもっと優れた適任者がいます」という言葉がある。これを言うのは簡単だし、第一に、常識にかなう。
しかし、周囲の人達は、そんなに愚かだろうか?そんなこと、僕がすぐに判断できるようなことなんか、すぐにできちゃうだろう。
ということは、僕に何かできると判断したからこそ、僕に任せようとしてくれるはず。。。
いつもそう思うことにしています。
しかし、この案件は、ほんとうに雲をつかむきっかけさえもできず、広島や長崎の原爆資料関係者や原子力発電の研究者の方々に聞いても、全く手応えなし。
あえて言えば、宇宙戦艦ヤマトがイスカンダルにもらいに行った、コスモクリーナーが希望の星に見えるくらいに、全く何もできず。
せめて「進捗がないが、ともに頑張りましょう!」とでも伝えればよかったのに、それもできないまま、ファイルが一冊、今日僕の部屋のファイル立ての山から発見されました。
ほんと、心残りなプロジェクト。
名刺が挟まっていたので、ちょっと勇気を出して、林さんに連絡してみます。