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歴史という発想を疑う

「大部分はつくり話であるに違いないのに、
 こんなにつまらないのはおかしな話だと私はよく思うのです」
 ヒロイン、モーランド J.オースティン

「われわれは日本国民に申し分けないことをした。
 なぜならアルジェリアの独立の条件として、
 サハラのフランスの核実験の史用を認めたからだ」
 涙ぐみながらに語るアルジェリア作家

この引用から始まるこの作品は、昔からずっと抱いていた
「歴史を参照しての発言」の疑わしさを集大成したものです。

目次は以下のとおりです

第一章 歴史への7疑問
 その1 歴史とは受験知識のことか
 その2 時代区分の非合理性
 その3 歴史は統計になるか
 その4 「雪男探検記」は、いかなる意味で歴史ではないのか
 その5 歴史と小説の違いは何か ~小田中直樹の説明~
 その6 歴史と昔話はどう違うか
 その7 私の生涯や私の家族の歴史は、なぜ歴史にならないのか

第二章 歴史とは何か
 第一節 歴史解説の例
  その1 文字について(網野史観から)
  その2 アフリカ、ビクトリア湖西岸、ニョロ王国史
  その3 人類進化史クイズ
 第二節 そもそも、歴史とは何か
 第三節 「歴史とは何か」とはどういう作業のことか

第三章 歴史の製造法
 第一節 歴史の製造モデル(私見「五段階仮説」)
 第二節 歴史製造に必要な要素(「五段階仮説」を前提)
 第三節 私にとって歴史とは何か ~5つの提案~

興味と共感を持たれた方は、以下をどうぞ
これもNPO法人日曜大学での発表作品です。

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