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大手SIerに転職して2カ月目で休職した話

こんにちは、ウマッチョです!
中小IT企業から大手SIerに転職したものの、適応障害になり2カ月目で休職することになりました…(現在休職中)

今回は適応障害になってしまった原因の整理と、「大企業が合わない人もいるぞ!!」という注意喚起のためにnoteを書きたいと思います!

※ かなり主観的な意見です。気分を害されたら申し訳ございません。


休職までの略歴

  • 大卒(文系学部)卒業後、中小IT企業にSEとして就職

  • 仕事に慣れてきた頃、「年収が上がればいいなぁ~」という軽い気持ちで転職活動を開始(社風や仕事内容はあまり気にせず…これが終わりの始まり)

  • 運よく大手SIerからの内定を獲得(年収1.5倍UP)

  • 転職後に社風や仕事内容にギャップを感じ、適応障害発症からの休職 ← 今ココ

適応障害になってしまった原因

適応障害になった原因は、社風や仕事内容のギャップが大きく起因していると考えています。以下、そのように考えた要因です。

① 会議多過ぎ問題

大手SIerに転職してから一番驚いたのが会議の多さです。
中小時代は多くても1日2時間程度であり、あとは必要に応じて適宜通話するような感じでした。

しかし転職してからは、毎日半分以上の時間が会議で埋まっています。さらに、私より役職が高い人なんかは朝から晩まで会議のことも。(一体いつ自分の仕事をしているんだろう…)

また参加人数も20人以上であることが多く、「これ自分必要??」という内容が大半です。あとはチャットで済むような内容をわざわざ会議でしたり…

その結果、1日の半分以上「この時間なに?」と思いながら過ごすことになり、モチベージョンが下がっていきました。

② 仕事内容のギャップ

次に感じたのが仕事内容のギャップです。

面接時、「開発をお願いしたい」と説明がありました。私自身、バリバリ設計やコーディングをやりたいと思っていたので、快く内定承諾致しました。

しかし、実際に開発工程をやっているのはほとんどBP(ビジネスパートナー)さん。私はその中の開発のおこぼれをちょこっとやるだけです。(「開発メインでやるBPさんが羨ましいなぁ~」と横目で見てました。)

その代わりにやることになるのが、稟議書作成などの庶務手続きや社内調整などの、いわゆる仕事のための仕事です。また全ての作業に対しお決まりがあり、裁量の余地はほぼないです。

このことは「開発者として手を動かしたい」と思っていた私にとって、かなりのギャップでした。

先ほどの会議時間も含めると、ほぼ全ての時間で「この時間なに??」と思うようになりました。(この時点でモチベージョンがどん底になります。)

③ 優秀な人が多いことへの自信喪失

これは社風のギャップとは違いますが、「優秀な人が多い」点も個人的にショックな点でした。

自分でいうのもおこがましいですが、前職ではそこそこ優秀な方でした。
転職後も「すぐにバリバリ活躍するぞ!!」と意気込んでいました。

しかし大企業には、前職でのエース級がウジャウジャいます。(学歴や経歴が凄い人の多いこと多いこと…)

周りがテキパキと仕事を捌いている中、なかなか仕事を覚えられない自分&モチベーションが上がらない自分に対しショックを感じました。

ここで完全に心がへし折られ、適応障害となり休職するに至りました。

転職前の自分に伝えたいこと

以上が適応障害になるに至った経緯です。
ここからは「転職前に戻れたら」という完全な妄想で反省点を書きたいと思います。

① 転職ブームに惑わされるな!

昨今では転職への煽りが凄いですよね。「キャリアアップして年収を上げよう!」とか「未経験業界に挑戦しよう!」とか。

もはや「転職しない人は能力が低い」というような風潮があるようにも感じてしまいます。(特に転職率が高いIT業界では)

かく言う私もそのような煽り文句に乗せられたのですが、「人間関係が良く、現状の年収であまり困っていない場合は無理に転職する必要はない」と今では感じております。

何となく「年収を上げたい!」という気持ちで転職すると必ず後悔するので、一度冷静になった方がいいと思います。

② 企業名や年収で転職先を決めるな!

1社目が中小企業であったこともあり、大企業への憧れが強くありました。そのため、転職活動中も聞いたことのある企業を中心に受けていました。(完全に大手病です…)

その結果、運良く内定を頂いたものの仕事内容が全く合わず…
ミスマッチに繋がってしまいました。

少し話は変わりますが、皆さん自己分析はちゃんとされてますでしょうか?
正直就活時は「くだらない」と思っていましたが、今では大事だったんだなと感じています。

自分の場合、
・裁量をもって仕事をしたい
・新しいことを学ぶのが好き
・色々なことにチャレンジしたい
・飽き性
・ひとりの時間が好き
・無駄なことがとにかく嫌い
・効率廚(自動化ツールを作るのが好き)
という感じで、ものの見事に大企業の特性とはアンマッチしています。
一方で中小時代の好き勝手出来る環境が非常に居心地が良かったです笑

自分を偽って転職先を選ぶと後悔する確率が高いので、自己分析はしっかりやるのをおすすめします!

今後どうするか

医者からは1カ月間の休職を命じられています。その間は休養に専念しつつ、興味があったnoteの執筆や動画作成などに挑戦したいと思っています。

その後は復職してしばらく様子を見ようと思っています。
(上司が「体制を整える」と言っているので、何かが変わることを信じています。)

それでも限界な場合は、前職に出戻りすることも検討しています。大変ありがたいことに、前職の上司からは「いつでも戻っておいで」という言葉をいただいております🙌

そのため次の転職先のことは気にすることなく、気張らずに働こうと思っています。

おわりに

今回の失敗を通じ感じたことは、身の丈の合った企業でのんびり働くのが一番ということです。大企業は確かに待遇がいいですが、絶望的に合わない人がいることも確かです。(私がそう)

転職は義務ではないです。昨今の転職ブームに踊らされることなく、自分にとって何が大事かを考えたうえで慎重に検討することをおすすめします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!


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