「米つきに来たんやけどなんやどんくそうて・・・」
つねよし百貨店の横に地域のみんなが利用する精米小屋があります。
持ってきた玄米を精米機にあけ、袋をセットし、100円玉を入れてセルフで精米します。
男の人にはなんてことない作業でも、独り暮らしのお年寄りさんにはけっこう大変な作業。お米は重いし、一人ではなかなか手間がかかる。
ある日、精米小屋に米つきに来ていたYおばあちゃん。お金入れたはずなのに動けへんかったらしい。一人でどうしようもなく百貨店にやってきた。
「米つきに来たんやけどなんやどんくそうて・・・」
おばあちゃんと一緒に精米小屋に行き、もう一度試してみたけど、やっぱり動かない。
機械の横に貼ってる連絡先に電話して、おっちゃんに来てもらった。見るとお金が一杯になっていて動かんかったらしい。
お米もつけて無事一件落着。
おばあちゃん、ぜんぜんどんくそうなかったデスヨ。
京都北部の山あいの小さな集落にただ1軒の小さな百貨店から田舎の日常を書いています。子供達に豊かな未来を残すためにサポートよろしくお願いします!