「立派な大根頂きました」
朝、百貨店開ける準備してると、ノルディックの杖持って下からウォーキングしてきたおばあちゃんがご来店。
「雨降ってきたし休憩させてえな。」
丹後の天気は変わりやすい。
朝出かける時は晴れてても、歩いてるうちにザーザー降り出したりする。
ストーブつけて、買い物して、よもやま話して、しばらく待ってたけどやみそうもない。
「買い物の荷物もあるし、車で送っていきますよ。」
「悪いわぁ。留守してるときに電話かかってきたりするんよ。」
「まあまあ大丈夫でしょう。」
歩いたら20分、車なら5分もかからない。
ちょっとだけお店を閉めて、おばあちゃんの家まで車で送ってあげます。
家に着くなりおばあちゃん、玄関横の畑からズボッと大根1本引き抜いて、
「お礼に持って帰って。」
これまた太くて立派な大根でした!
京都北部の山あいの小さな集落にただ1軒の小さな百貨店から田舎の日常を書いています。子供達に豊かな未来を残すためにサポートよろしくお願いします!