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楽プラ✖️水性塗料=本格カーモデルの方程式を見つけた話
執筆 北大プラモ部 クローデル
あけましておめでとうございます。今年も北海道学生模型連盟をよろしくお願いします。
さて皆様今年の模活始めは進んでいらっしゃるでしょうか?
私事ではありますが昨年はあまり作品を作れなかったので今年は量産していきたい所存です。そこですぐに作れる楽プラに手を出してみました。せっかくならコンテストにも出してしまえとのことで、クレオス主催のリンプラ塗装コンテストにも出しました。たった4時間で作り終わった今作、その紹介をさせていただきます。
思い立ったが吉日
お正月三が日、ネットサーフィンしつつ最近気になってた車の情報を見ていると、ワイルドスピードで使われたハンのGRスープラを見つけました。トウキョウドリフトしか見たことないので、どんな走りをするのか全く知りませんがとにかく見た目がいい。そして展示会が後4日と迫っていたのでこの時間で作れそうなものに着手しました。
選ばれたのは‘楽プラ‘でした
ということで時間のない中作れるスープラヲを探すとアオシマの楽プラでのラインナップを発見。早速塗料と一緒に買ってきました。いろいろなボディ色で売られている本キット。今回はあえてメタリックブラックを購入しました(後述)。ところでヨドバシ価格1160円は安すぎますって、ありがたい。
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初めて聞いたぞ、水性パール塗料
今回ボディのオレンジに使ったのはクレオスから出てるステラオレンジです。BANDAI SPIRITSのプラモデル公式アンバサダーとして、様々なプラモデル啓蒙活動を行っている「LINKL PLANET」とMr.HOBBYのコラボカラーです。この塗料、水性塗料なのにパール塗料らしいです。カーモデルにピッタリすぎる。しかも時間もないから研ぎ出しできないことも考えると塗ったまま完成に至れるこの塗料はあまりに合理的すぎる。そしてコンテストにも出せる。模型コーナーで思いついたとき自分を天才だと思いました。
調理開始!
ハンのスープラと塗り分けを同じにするので、黒いところは成型色を残して活用することに。画像と睨めっこしながらひたすらマスキング。今回はタミヤの曲線マスキングテープが大活躍。きれいに曲線が出せました。
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下地作り
マスキングを終えたらクールホワイトで下地を作りました。オレンジを塗装することを考えると成型色の上からは発色しないので、下地に白を塗ったわけです。
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見せてもらおうか、ステラオレンジの実力とやらを
さて本塗装開始です。ステラオレンジは水性パール塗料なので、アクリル溶剤で希釈して塗装しました。ちょっと濃いめに希釈して色がもったら、シャバシャバにしたオレンジでコートしました。塗装してみるとキラキラとしたパール粒子が見えてまさしく車のボディ色みたいでした。
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爆速で乾燥させる裏技
さてステラオレンジを3層重ねたので塗膜はべっちょり。かつ乾きが遅い。なので裏技を使いました。それはドライヤーです。パーツからちょっと話して温風をあてました。あまり当てすぎるとパーツゆがむかもなのでマネする際は気を付けて。指で触っても指紋がつかないくらい塗膜が固まれば冷風を当てて塗膜を安定させました(過去の経験からこういう感覚があります。)
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内装は?
さてここまででボディがあっさり完成。次は内装ですが全部成型色が黒でした。都合がいいので艶消し吹くのみで完了。シール貼って内装完成。大丈夫、見えないから。あと写真撮ってないんですけど、ウィンドウはシールを使ってマスキングして水性の黒で塗ってます。
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仕上げは・・・シール!
さて最後はシールを貼っていきましょう。キット付属のシールを説明書通りに貼りました。後墨入れもしようね。
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完成!ここまで4時間!
というわけで塗装込みでわずか4時間、あっという間にハンのスープラっぽい車が完成しましたよ。
近くで見るとマスキングの境界にアラが目立ちますが、普通に見る分には全く気にならないです。成型色を活かしているので大幅に作業時間が短くなりました。全塗装しなくても見栄えすることが分かりました。
写真を撮ってみると実物よりオレンジが深いのと、パールの粒子が虹色に輝いてうつくしい。総材料費は多分2000円以内で4時間弱で作れたことを考えるとお得すぎでは?
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ということで新年1発目の記事でした。早づくり楽しすぎてはまりそうです。
最後に今回使用したキットと塗料のAmazonリンクを貼っておくので興味が出た方はぜひご購入されてみては。
ステラオレンジをはじめとするリンプラカラーは水性なのでカーモデルを始めたいリビングモデラーやお子様にぴったりだと思います。
この作品は1/8のチカホ展示会で北大プラモ部卓に展示予定なのでぜひご覧ください。それでは皆様、お元気にお過ごしください。