飛行機モデラー、公道の戦闘機と出会う
執筆 北大プラモ部 クローデル
今回はスバルインプレッサ WRCモンテカルロ‘05の製作記です。初めて完成させたカーモデルなので拙いところだらけですが、本当に楽しいキットだったので、皆さんも組んで欲しいと思います。
何気ない出会い
私がインプレッサを知ったのは頭文字dがきっかけ。中学生とかそのくらいだったと思います。その時は何も知識がなくどういう車なのかも知りませんでした。そして今年のWRCを見てラリーカーに興味が出て昔の大会映像を見てみることにしました。その中で特段かっこいいと思ったのがスバルのインプレッサでした。荒れ果てた道を疾走していく姿やデザインに目を奪われました。またスバルは大戦中は中島飛行機だったことを考えると、何か飛行機繋がりを感じました。運命かな?こうなったらいてもたってもいられない!さっそくヨドバシへ駆け込みましたよ。
キット調達
インプレッサは色々マイナーチェンジがなされていますが、今回は涙目を選択。理由はトミマキが雪道のグンサイを涙目インプで爆走しているのがかっこよすぎたためです。でもそのうち全部作ると思います。初代も丸目も鷹目も全部好きになっちゃいました。ということで公道の戦闘機との出会いですっかり車に取り憑かれたクローデルでした。前置きはこれまでにして製作記をどうぞ!
まずはボディを
はじめはボディから作ることにしました。パーティングラインを処理してから、マイカブルーを塗装しました。しかしうまくいかず気泡やゴミが塗膜に入り込んで失敗。
ボディ処理(2回目)
失敗したので上からサフ吹き。乾いたら1000番でヤスって平滑面を作ります。ついでにスジボリもして塗膜で埋まりそうなところを深くしました。
スバルブルーのリベンジ
サフの上からマイカブルーで本塗装しました。結局4回くらい重ねてます。下地がグレーなので水色のようなブルーになりました。もっと深みのあるスバルブルーとは離れてしまいました。これは今後の課題ですね。
鬼門、デカール貼り
塗膜が乾燥したらデカール貼りです。ラリーカーは車体にたくさんマーキングがあります。これの再現にデカールを貼るんですが、面積の大きい部分は慎重に貼る必要があります。ぬるま湯使いつつ慎重に貼ります。
がミスりましたよ…気泡が抜けねぇ…軟化材を使いつつ車体に密着させて気泡は最小限にしました。大変だった。
難所、リアフェンダー
スバルマークの伸びるリアフェンダー。ここに貼ったデカールは左右どちらもヒビ割れを起こしました。貼る場所の形状が複雑なので仕方がないと思います。ここは皆さんも注意して欲しいです。うまくできた方いたら教えてください。
磨きます
デカール全部貼り終えたら充分に乾かしてクリアを吹きます。3回くらいは吹きました。デカール保護と研ぎ出しのためです。何日か待ってから神ヤスの2000〜10000を使って磨きます。その後コンパウンド細目、仕上げ目を使い磨きます。最後にコーティングポリマーで艶出しして終了です。さらっと書きましたが何日もかかる作業です。でもピカピカになるのが楽しいです。
内装、割愛します
内装やシャシーは説明書見ながら普通に作ってます。完成したらあまり見えないので、製作過程もすっ飛ばしちゃうぞ!(写真撮ってない…すんません)
諸々の塗装はいつも通りファレホでちゃちゃっと塗りました。ほとんど黒ですし…
車体できたよ!
いきなり完成手前ですが…作業集中して写真撮ってなかったです。ここまでに細かい塗装指示を筆塗りで終わらせたりしてます。このまま汚さなくてもいいのでは?と何度も思いましたが、デカールのミスやヤスリ傷を隠すことを考えてウェザリングしました。
汚します!
ウェザリングにはウェザリングカラーと水性ウェザリングペイントを使ってます。色数は砂や泥っぽいのを3つくらい組み合わせて汚しました。
走る中でどんどん新しい汚れが付くので、そういった汚れは色の濃い茶色を選択。逆に付着して乾いた汚れは明るい茶色を使用してます。ウェザリングカラー原液をエアブラシで吹き付けています。フロントやフェンダー、ホイールなんかを中心に吹き付けます。実際の走行動画も見ながら汚れるところを見極めました。車体の下半分が汚れやすいのでそこを中心にやりました。
色々すっ飛ばしましたが完成です
さらっとスバルインプレッサ完成です。チカホ展示会のコンテストにも出展しました。多くの人にかっこいいと言ってもらえてとても嬉しいです。次の原動力になります。
カーモデルやってみての感想 めちゃんこ楽しい
初めて1/24を完成できました。めっちゃ楽しいですね。時間はかかりますが求められる技量が高く、修行には最適。ガンプラ、戦闘機と徐々に難易度を上げてやっと車に到達できた感じがします。昔GT86を作りかけで挫折したことがあるのですが、エンジンルームのないキットならやりやすいとおもいました。僕は外観さえしっかりしてれば許せるタイプなので、今回のインプみたいなエンジンルームが再現できないキットでも楽しめそうです。
またスバルの車にドキドキするタイプみたいです。数を作って並べてみたくなりますね。次はもっとうまく作れるように感想時間を増やして挑戦してみたいと思います。ご覧いただきありがとうございました。