とうしんだいのひびを
「てんかんと共に生きている」ことがわたしの主な関心事です。医学的見地や社会的問題にはふれていません。それを耳にし、目にしても本質的には楽にならないからです。一人の人間として見ることが大切なのです。当事者である以前に人間であり、ひとつの生命です。
等身大の心を、拙いながらも書く。それが今のわたしです。ですから何も難しいことも特別なことも、新しいことすらもありません。
すべてのてんかん当事者に共通していることは、「呼吸をしていること」「生きていること」だとわたしは思います。その現実を時にはまじめに、時には気楽に語っていけたらな、と。そうして一見無関係に見えるものを関連させて、結びつけてゆけたら嬉しいです。
てんかんへの愛情のこもった言葉が少ない…それが問題なのだと思います。