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【人生観】「自分のミッションステートメント」を決めてみたら、軸が定まり迷いがなくなった

皆さんは「ミッション・ビジョン・バリュー」「ミッションステートメント」という言葉をご存知でしょうか?

企業の理念や哲学を表現する方法なのですが、今回は自分自身のものとして作ってみました。
切迫早産で入院中にも、「あぁ、これが自分の軸なのかな。人生の最後にもブレないかもしれない」と思ったので、感想を共有したいと思います。

この記事は、「自分の軸を作りたい!」「MVVって聞いたことはあるけど、結局なんなの?」「『7つの習慣』で終わりを描いて、ミッションステートメントを書きなさい、と書いてあったけどどうしたらいいか分からない」という人向けです。
読んで、自分軸で生きる参考や、自分がもっている「らしい」価値観の棚卸しのヒントになれば嬉しいです。


⚫︎MVV・ミッションステートメントとは?

MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)とは、経営コンサルタントで著述家の故ピーター・ドラッカーが提唱したもので、経営の中核に置くべき概念・フレームワークだそうです。
それぞれ、
・Mission : 使命「やるべきこと」
・Vision : 理想像「あるべき姿」
・Value : 価値観「行動指針」
・Mission statement : 「使命と具体的な行動指針」

のことを指すことが多いようです。

⚫︎有名企業などのMVV

いくつか、企業などの例を紹介します。
①トヨタフィロソフィー(TOYOTA)

・Mission:「わたしたちは、幸せを量産する。」
・Vision:「可動性(モビリティ)を社会の可能性に変える。」
・Value:「『トヨタウェイ』ソフトとハードを融合し、パートナーとともにトヨタウェイという唯一無二の価値を生み出す。」

https://global.toyota/jp/company/vision-and-philosophy/philosophy/

②FAST RETAILING WAY(ユニクロの親会社)

・Statement:「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」
・Mission:「本当に良い服、今までにない新しい価値を持つ服を創造し、世界中のあらゆる人々に、良い服を着る喜び、幸せ、満足を提供します」「独自の企業活動を通じて人々の暮らしの充実に貢献し、社会との調和ある発展を目指します」
・Value:「お客様の立場に立脚」「革新と挑戦」「個の尊重」「会社と個人の成長」「正しさへのこだわり」

https://www.fastretailing.com/jp/about/frway/

③青山学院大学陸上競技部の原監督

Mission : 箱根駅伝を通じて社会に貢献できる人間を作る

トヨタなどは、社内の新規事業でもこの理念に沿っているか議論になるそうです。
青学の原監督のものは、いつかのYoutubeでおっしゃっていました。駅伝で優勝がゴールではなく、このミッションを達成することが大切、とのことです。

⚫︎自分のMVV・ミッションステートメントって?

『7つの習慣』のうち、第二の習慣「目的を持って始める(終わりを思い描くことから始める)」が参考になります。

目的を持って始める最も簡単で大きな効果をもたらす方法のひとつは、ミッション・ステートメントを書くことである。そのなかで自分はどうなりたいのか、何をしたいのか、そして、自分の行動の基礎となる価値観や原則を明らかにするのだ。

『7つの習慣』スティーブン・R・コヴィー

「物事を決めるときに、何を基準に決めるのか」、人生の中心となる軸、自分の憲法、とも言えるかなと思います。

⚫︎今の自分のMVVを作ってみた

今の自分にとってのMVVを作ってみました。作るにあたっては自分の過去を振り返り、「どんな瞬間に幸せを感じたか」「いつ熱中していたか」などを思い出しました。

私のMVVです。
・Mission(やるべきこと) : 「どんなstatus(仕事や家庭があっても年をとっても疾患があっても)であっても自分らしくあることができるシステムを作る」

・Vision(あるべき姿) : 「どんなstatusでも自分にとって心地のいい空間にいる、それが家族、周りへ広がっていく」

・Value(行動指針) : 「家族にとっての居場所でいる」「情報収集と整理・最適化が人の役に立つ」

うーん、まだ全体が一貫しているのか分かりませんが、これからもブラッシュアップしていきたいと思います。

⚫︎自分のMVV・ミッションステートメントを作ってみた感想と効果

感じた効果は2つです。

①迷いが少なくなる
自分は色んなことに興味が出て、「やりたい」と思いがちです。ただ、このMVVを決めてから、「これは、Missionに近いから、もっと力を注ごう」「これは家族の居場所でいられる自分というValueに反するな」と、優先順位をつけられるようになりました。

ちなみに、noteの発信は、Missionである「自分らしくいられるシステム作り」やValueである「情報収集と整理・最適化が人の役に立つ」にも一致しており、頑張りたい部分でもあります。

②限界状態でも原点に立ち返ることができる
心身がしんどい時などに見返すと、「今の自分は『あるべき姿』から外れていないから大丈夫」など、自分が大切にしたいことを思い出すことができます。

今はちょうど入院中で、身体がしんどい時期もありましたが、Visionである、 「どんなstatusでも自分にとって心地のいい空間にいる」が達成されている、と思い安心できた瞬間がありました。
というのも、もちろん病室で点滴につながれ、ベッドの天井を眺めている状況なんですが、事前に入院用に準備していたグッズが、自分にとって最適化されていて、なぜかとても満足したんです。

そして、きっと人生の最後にも同じことを考えるだろうと思いました。若くて健康な頃のように、自分のやりたいことが思うようにできなくなったとしても「これがあれば大丈夫」と。


最後、少ししんみりしてしまいましたが、よかったら一度「自分のMVV・ミッションステートメント」を作ってみて、自分らしく過ごすヒントにしてみてくださいね。

価値観の棚卸しについては、下記記事もご参照ください。


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