婚活していたときに結局一番効いたこと~誰でもいいから、なんちゃってでもいいから、モテを体験する
私の婚活は迷走していたが、「結果的に遠回りだったかもしれないけれどあれは意味があったな」と思う経験がある。
それは、夜遊びでモテたことだ。
夜遊びのモテは若さとかルックスとか実際のところあんまり関係ない。エロくて、そのお店の雰囲気に合っているかどうかが何より重要なのである。
親しみやすそう⇒お持ち帰りできそう
これが大事。要は、いかにヤれそうかである。
ひとりなのに独りではないと感じられた、元麻布の夜。|蝶子 (note.com)
こちらの投稿にも書いたが、20代の終わりの、リコンして人生に迷走していたころに一回りくらい年上の同性の友人に出会い、彼女の案内で夜遊びに連れ出してもらっていた。
回を重ねるにつれて夜遊びの世界にも独特の「モテルール」があることがわかってきた。
人にエスコートしてもらっている以上、その人と同等のドレスアップはしていかなきゃ無礼というものである。
そのため私のメイクや夜遊び着はだんだん派手になっていった(自分では洗練されていったのだと思っている)。
当時研究して、自分なりに一番似合っていると思えたスタイルはこんな感じ。
・トップスはシルバーのベアトップ
・ボトムは身体にフィットするラインのロングスカート
・メイクはラメなどを取り入れ、ナイトクラブの明かりにも映えるものを
・ヘアは黒髪ロングストレート
・まつげは盛り気味に
・谷間も盛り気味に。寄せてあげてできる限りの「自分史上最高の谷間」を目指す!
私は体系的には細身で小柄なのだが、鎖骨を褒められることが多かったので襟ぐりの開き気味のトップスを着ることが多かった。しかし一度ベアトップで肩を完全にオープンにしたら、大変そのエスコートしてくれていた姉さんに褒めてもらえたのでうれしくなってお気に入りの一着になった。
それに、ベアトップを着ていると外国人からのウケがよい。声をかけられるまでいかなくても、ふっと目をとめてもらえて口笛吹かれたりすると「あ、これって合格なのね」と思えてうれしかった。
恋愛や男の人からの視線に臆病になっていた私は、そうやってすこしづつすこしづつ自分なりの魅せ方を研究し、自分なりの「夜遊びモードの蝶子」の世界観を構築していった。
夜遊びで異性の目を引くことができたことは私に自信をくれた。
当時、新卒で就職した会社の同期と結婚・離婚をし、孤独な思いを味わっていた私は、こんな風に私が「モテを感じられる」場があるのだというのが大きな救いになった。
男の人がわくわくとした気持ちで声をかけてくれるのってとても自己肯定感を上げてくれる。
たとえそれが「ただでやれたらラッキー」みたいな動機からのものであったとしても。
私は臆病なのとそんなに性欲が旺盛な方ではないので、どうしたらモテるかは追求したけれど、そのままお持ち帰りされるなんてことはしなかった。
お酒をおごってもらっても、怖いから儀礼的に少し口をつけるだけにして、飲み干したりしないように心がけていた。
付き合いに発展しない出会いであっても、そのときの経験は「男の人にどういう態度をとったらいいのか」を体感するよい経験になった。
しかし、そんな地道に構築した夜遊びモードのファッションを打ち破るような一発百中のリーサルウェポンなアイテムにその後私は出会ったのである。
長くなってしまったので続きはまたのちほど。