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子どもと同じ速さで

子育てしているとイライラすることが多々ある。

約束の時間が決まっているのに出れない。

私は時間に余裕があるときに限って
あとひとつ何かできるかもと思ってしまい、
結局ギリギリになって慌てて出ることが多い。

そんな私の子育ても自分のことを棚に上げ

子どもを急かすことが多かった。

娘が、なんでも自分でやりたい時期に

やることが遅くて、早く早くと思っていた。

ママ友は、
「うちの子はせっかちで落ち着きがない子なの」
と言った。

気付くとあっちへ行ったり、
急に方向転換して向こうへ飛んで行ったりと

せわしないらしい。


ゆっくりおっとりな親の場合、
子どもをせっかちだと感じる。

せっかちでいつも急いでいる親の場合、
子どもをのんびり屋だと感じる。


そう感じるのは親の心持ちであって

子どもは、子どもの時間をただただ自由に過ごしているだけなのだろう。


良く言われるのは年齢と同じ速度で時間が過ぎていくと言われる年齢速度

1日の時間の速さは、年齢にキロメートルを付けたスピード感に感じるという話だ。

30才なら時速30km。

5才なら時速5kmの速さで感じる。

親と子を比べたら、速さの差が歴然だ。

5kmの子が、30kmに合わせるのは無理な話。


本来は同じ時間の流れなのだから、
子どもに合わせゆっくりと余裕をもって
同じ速度でいてあげる優しい気持ちでいたい。


一緒に出掛けることが少なくなってしまった今だからこそ、そう思えるのだ。


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