浴場にもたれてふける #02千林大宮神徳温泉 「2021年、迷ったら金の十字架のネックレスで」
日常から少しだけはみ出せる唯一の場所、銭湯。
浴場を通して各々が社会と曖昧な関係となり、つかの間の極楽を得る。
公共空間でありながら、時間の流れは自分だけのもの。
裸一貫、ワンコインで、あなたとわたしの境目である湯へ目指す。
このシリーズは、とあるきっかけで関西の銭湯情報サイトを立ち上げてやろうと、半ば勢いで東京から大阪に旅立ち、未経験ながらwebディレクターに転職した私、タスクが、日常と非日常の「境目」、その象徴だと信じる銭湯を巡りながら、そこで見かけた風景や、誰かが発し