実験ノート② 不定性ゆえの魅力
前口上として、Web記事ってやつは奇っ怪だね、という話を書きました。
短い文章ですが、まとめると以下です。
・Web記事は更新が可能
・更新前後で記事の中身は変わるけれど、読み手の評価(例えば「スキ」)はそのまま残る
・とすると、更新前の記事への「スキ」も、実際的には、更新後の記事への「スキ」に成り代わったように見える
・まるで、未来によって過去が一緒に塗り替えられたみたい
こいつは奇っ怪な感じだね、という話でした。ただし誤解のなきよう。それゆえ「不定性」はよくないよね、厄介だね。と言いたいわけでは全くなくて、むしろ逆。いいじゃない不定性。
そこを”魅力”と捉えたい。
つまり、不変なるもの、動的なもの、随時変わる「べき」ものとの相性が、Web記事は大変良いに違いない。その長所を活かした実験を記したい。
それが今回の「実験ノート」の主旨である。(よっ!)
ゆく河の流れは絶えずして
おもむろに、方丈記を引用しましょう。
ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。(後略)
(超訳)川の流れってのはずっと変わらんように見えるけど、その瞬間に同じ水の粒がずっとそこにあるわけやない。淀みに浮かんでる泡かって、こっちで消えたりあっちで出たり、同じとこに留まるちゅうことがあらへんな。
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この「実験ノート」も同様で、その水(内容)を流している川(記事)は、そのまま変わらず存在するけれど、水(内容)は常に入れ替わってゆく。そんなあり方でこそ活きるようなもんもあるんとちゃうか、という感じです。
では、ここでいう水や、こっちで消えあっちで出る泡とは、何だろうか。
”水の泡”を考えてみる
例えば、アイディア。浮かんでは消えるそんな想念も、ここで言うとこの、一種の水の泡と考えられそうねん。
他にはあるだろうか。以下に、移ろい変わっていく「べき」中身にどんなもの、ないし、枠組みがあるかを考えて列挙することにして、具体的な運用は次に譲ることにしよう。
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”水の泡” の候補たち【以下随時更新】
・やりたいことリスト
▷ 欲しい物 / 行きたい場所 / 会いたい人 / 知りたいこと etc.
・イケてるビジネスのアイディア、企画、ネタ
・興味関心のあるテーマ
・つけたいスキル、能力
・いい感じのビジョン
・コラボレートしたい仲間
・付き合いたい、、、ごほんgおn
・etc.
※ アイディア募集中
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「それ書く必要ある?(読者側のメリットは?)」てな意見はごもっとも。その必要は特にないかもしれない。でもこれはいわゆる実験。デスノート。打ち出の小槌。レコバの左足。
書けば叶うような、振れば小判が出るような、ゴールに突き刺さるような。そんなこともあるかもしれない。そんなムードで。さらり、ふわり。
(以上)
③に続く