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最近はソファで寝ています
人に会わず、テレビも付けず、寝て起きて、蕎麦を茹で、本を読んだらまた眠くなって、昼寝をしてまた起きて、スマホでネット麻雀をして、iPadでじゃりんこチエを読んで、時々文章を書く。ヤバくなったら仕事もする。
時々「これは」という文章に出会えば、それを帳面かevernoteに書きつけて記憶の中に畳んでしまう。いつか何かの役に立てばと思う。
本の中に出てきた内容が飛び火して、他の本をさらに読みたくなるループの中で積ん読が増え、全然減らない。僕はあまり読むのが早くない。
そんなこんなで机の上にも本が増えた。食事前にテーブル全体を布巾で拭く習慣はなくなって、食べられるだけのスペースで済ますようになった。
丁寧な暮らし?
***
僕の作業のエンジンは「ヤバい駆動型」なので、何かしらの生産的な活動と言えそうなものは、深夜2時を過ぎたぐらいからようやく始まる。
すると同じく深夜に活動を始めるマサジャーノン(ネズミ)とタイミングが合う。昨日はついにマサジャーノンが、ジャンプをしてそこそこのサイズのアリを捕まえているのを見た。今日は「雪の宿」という煎餅を分け合った。
捕まえれなくて、よかったと思う。
僕がこの場所を離れたら、誰がマサジャーノンにマヨネーズをやるのか。
— Masato Sugimoto (@masa_to) May 24, 2020
ないならないで、強く生きて行けるのだろうか。#奥飛騨ぐらし pic.twitter.com/kAE0f1IHd6
日付は変わってしまったが、今日の午後18時過ぎ、緊急事態宣言が全国的に解除された。
ゆらゆら。
少しづつ、状況はまた変わっていく。ちょうど、緊急事態宣言が発出される数日前からここ奥飛騨に来て、本格的な巣ごもりないし湯ごもりを始めて、今日にまで至る。
4月末から発生した群発地震は、今も断続的に続く。GWを越えたあたりからは寒さも和らぎ、桜は散って、入れ替わりに木々の緑が濃さを増し、庭には雑草が生い茂った。
カメムシはいなくなり、その不在を惜しむ間もなく羽アリが大量に発生し、最近はツガイのカラスが、なぜか朝になると窓に体当たりを繰り返しにくるようになった。小鳥がちょくちょく遊びに来てくれるのは、心が休まることを知った。スグに逃げてしまうから写真は撮れない。
僕の世の中は静かになって、自然のなかで平和に過ごした。
ぶっちゃけてしまえば、世の中が遅くなったことそれ自体は、僕にはとても居心地が良かった。
比べなくて済むから。
ゆらゆら。
また少しづつ変化はスピードを上げて、そこに乗り合わせれば、なんだかんだと揺さぶられることになるだろうか。
一体何がしたいんだい、と。
もうすぐ動き出してしまうよ、と。
インプットから、アウトプットまでの流れ。
あっちに効率、こっちに効果、方法論に気を取られ。
でも結局は、思いです。そんなことはわかってる。
そんな思いに根ざした、確実で具体的な行動を、ひとつひとつと積み上げて、それがいつかいつしか望んだ結果に繋がりますように。
少なくとも、”一歩でも前に進んでいる感”。
それが抱きしめられたら、ベッドで寝れる。
感じられなかったら、ソファで眠る。
(以上)
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