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【幕間④】 旅は人生のミニゲーム

枕が長いのは悪い癖

はい、どうもこんにちは。本編よりも面白いと評判の幕間(まくあい)です。よろしくお願いします。アドリブで乱世を歌舞いてゆきたいです。

唐突ながら、もし旅の醍醐味の言語化をせよと問われたならば、イントロ(まあ頑張っていかなあかんな、言うてますけれども)でも書いたとおり、「まさにこの瞬間に出会ったものに感応して可能性が揺れて命が煌くこと」じゃないかと思うんですけれど、最近もう少し考察が進みました。なぜそれに「グッとくる」のかについて。

それは(勝手に)その出会いをいいように勘違いするからではなかろうか。たまたまめぐり会った「ひとつの偶然」という、数多の可能性空間に漂っていた一つの事象が「特別な何か」に変わるつじつま合わせが、勘違いがあるのではなかろうか。例えばそこでは、それまでの人生が、「これぞ運命」というテーマで編集され、半自動的に使えるエピソードも見つかって、いい感じのストーリーが出来上がる。その結果、ただの「ひとつの偶然」に、その事実以上の「特別な意味が宿る」ということなのではなかろうか、と。

曰く、もしあの時電車が遅れてなかったら、とか、昔あいつにアレを勧められてなかったら、とか、煎じ詰めると、「あの時、あの場所に、あの私(過去含む)」がいなかったら、決してこんなことは起こりえなかっただろう。そして、同じだけのことが、相手についても言えるのだ。これはすごいと。奇跡や、奇跡や!と。

ちょっと待たんかい、と。それはそんなに特別か?と。仮にその「特別な」偶然に出会わんかった時でも、何かしら他の特別なことが同じように起こるんちゃうんか?(その「特別さ」が、他のことでも起こるのであれば、それは最早「特別ではない」わけで、むにゃむにゃ)と君は言うかしれないが、それはわからないから、勘違いの邪魔をしない、と言うか。いざ欠席裁判!「60億人から見つけました!」の世界。もうこうなりゃ言うたもん勝ちや。いい勘違いをして、今の、この人生を肯定的に彩る才能が(あるいは悲しい性が)人には(僕には)あるのだろうと思う。

そういう意味で言うと、聡明な読者は、もうお気づきかもしれないけれど、過去の旅行記を書いてるそれぞれの記事よりも、今書いているこの幕間の方が、「実はもっと旅っぽい」、ということになります。これから行く文章の行方は、この媒体の中での出会いの中で、変わりうるということです。そんな風にして、揺れる可能性の中を漂うのが、旅の妙味よね。

蛇足ですが、掲示板とかでたまに見るお題を振ってアンカをもとに何かするみたいなやつは、この最たるもので、「読者参加型」の「偶然の出会い」でリアルが展開する、という優れた手法だと思う。やや偶然に振り回され過ぎる気もするけれど。

その出来が良かったか悪かったかは、結果で判断するべきということになりましょうか。

ほな、結果ってなんやねん。

トラッキング

さて、いきましょうか。枕が長くなりましたが、前回と同じ定点観測です。ひとつの定規を振りかざすのもアレやけど、今はこれしか知らないし。
(前回参考:【幕間③】迷子も笑ってれば、ほら小さな旅人さ

アクセス状況(2019/2/14~2019/4/5:50days)

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記事別のWeekly View数

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言えそうなこと
・1日あたりのView数はほぼ前回と同じ(約55views/day)なのに、少し前の記事を読んでくれる率(「ロングテールの割合」)が増えた(Why?)
 ▷(仮説)イントロのView数も増えていることから、そこをハブにして、「全体像」と「入り口」を見つけて貰えたのかもしれない。検証不可能。
 ▷(対応)(この結果が良い方向、かつ、仮説が正しいなら)イントロへの流入を増やせばいいじゃない!って考えるのが正着手になるな。まずは、顔の広いパーティーの主催者に引き合わすと。実はそれがこの幕間の隠れた裏のテー…ごほっげふっ。

はい、何が目的でどういう指標を見たいんやっけ?

 「正しい方向」
もし旅が1杯のビールなら、その「淡麗な喉越し」を表現し、アイツに1杯飲ませた挙げ句、もう1杯くれ、と言わせしめるようであれば素晴らしい。

「距離の目盛り」(≒KPIs)
正しい方向に進めているかどうかの指標を考える時に、記事を1杯のビールと仮定したなら、大事なことは「飲んだ人がうまいと思ったか」と「どれぐらい飲んでくれたか」になりそう

A.)「飲んだ人がうまいと思ったか」≒  Like / View (%)
B.)「どれぐらい飲んだか」≒ No indicator available

A.) Like/View(%):やや低下(1.5%→1.2%)(Why?)
 ▷(仮説)味が落ちた and/or 飽きたかい?笑 基本的に旅の中身≒ソフト(具象の説明や表現力 例:ピラミッドの写真どん、歴史どん、数奇な事件どん、使える旅のテクニックどん、エッチな女の子とのごちゃごちゃどん)で勝負してない(※注 出来ない)から、もし読者の興味がソフト面にある場合、そこに寄り添えてないだろう中で、僕の筆力で打ち鳴らせるLike率の限界が現状このレベルか?
 ▷(打ち手①)むぐぐ。1枚だけ扉絵に画像使ってみようかな。これ淡麗さからブレへん?やってみて特に変化なかったら消せばいいか(※検証中)
 ▷(打ち手②)実は継続的なテーマですな。雑味払う、旨味増す!
 ▷(打ち手③)忍法、気にしない。

B.) 一人あたりの読んだ総記事数:データなし
 ▷(検証理由)もしこれがトラッキング出来たら「いくつか記事読みましたえ。個人的には別にお前の書きもん嫌いちゃうで。まあLikeするほどではないけどな笑」っていうA.)のひとつ手前段階での評価が出来るのに。Otherwise, 居酒屋で例えると「一見さんばかりで一人あたりの単価やっすぅやっすぅ」ってことになって、大将のソロバンカタカタ震えて、えらいこっちゃ!となるんやけど。まぁ知らん方がいいこともあるか!笑
 ▷(代替指標)前述の「ロングテールの割合」は代替指標になるやろか。「全体に占める直近以外のView数の率(ロングテールの割合)」は「一人の読者のおかわり数」と比例の関係があると思いませんか。遠からず、かな。
(※何かいい代替指標があればコメント等で補足して下さい)

その先に何を描くのか

何かを狙ってそれを狙い通り実現する、なんて、カッコよすぎて出来る気もせーへんけれど。輪投げと同じで、狙って外して笑って、飽きずにまた狙うのが正しい姿勢よね。何度でも、何度でも。

さて、この幕間が終わる頃に、本当の意味での旅が始まります、と。

(以上)

よくぞここに辿り着き、最後までお読み下さいました。 またどこかでお目にかかれますように。