guda5 (毎年巡ってくる)戦争の季節と、映画と、久々のお絵描き。
昨日からやっとChatGPTをなんとか有意義に使い始めることができたような気がする。
当然気のせいかもしれない。思考を整理するのにぴったりなような気もするけど、PCに一人で話しかけられるのは、こうやって誰もいない部屋にいることができるという条件下なので、普段をどうするかなといったところである。
やれやれ。
この時期になると、戦争の話題がやたら新聞やメディアに出てくるわけで、そんな中でwowowで塚本晋也監督の「ほかげ」という映画をやっていた。
彼の映画はいつでも真摯で、「野火」にもやられたので、ハードではあるがなるべく見るようにしている。
NHK「ブギウギ」に出ていたランちゃんの娘さんの趣里さんが主人公、いや戦災孤児のあの男の子が主人公、そういった境遇にいる人全てが主人公の戦後を描いた秀作だった。
ウクライナがロシアに攻め込んだ。
岸田首相は次期総裁選に出ることを取りやめた。
またまた台風がやってくる。
南海トラフで水は売り切れているらしい。
そんなこんな。おれは仕事だし、みんながみんなお盆休みでもない。
これまたちょっと古くなったリュックベンソンの「ジャンヌダルク」を見た。
ちょっと見るはずがついつい最後まで見てしまった。
ジャンヌはイギリスの守備する難攻不落の要塞を落とした。
そしてフランス国王は無事王冠を頭に乗せることができたのだった。
でもジャンヌは本当に神の声を聞いたのか?あれは悪魔の声ではなかったのか?
とらえられたジャンヌは火炙りにされることになる。誰も助けはこない。
最後は哲学的と言うよりはSFみたいになっちゃってジャンヌは燃える。
燃え盛る火の中で、結局19才のジャンヌは何を見て何を悟ったのか。
全くわからない映画だった。
だからジャンヌが正常なのかどうか自分にはあの映画からは判断できなかった。
それでも人間の愚かしさだけはわかる。
南の島ペリリューで戦った日本軍を描いた傑作漫画「ベリリュー 楽園のゲルニカ」の外伝3をiPadで読む。本編でお馴染みの主人公たちの戦後が描かれる。アメリカにも日本にも、ロシアにもウクライナにも、イランにもイスラエルにも理由があって、とにかく炎は燃え盛って、誰も止めるものがないばかりか、火を投じている。
例えば、装甲車の前に座っている少女は何を思うのだろう。
そんな絵を描く。