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dongmu
並行読書(2024年11月20日(水)の300字小説)
並行読書をしている。読み終わることが重なるので、読了記録が連続同じ日になったりする。
本の旅をしている感覚。あっちの世界に行ったりこっちの世界に行ったり。並列世界を旅して、好きな世界に居座る。飽きたら移る。
弊害は、この情報どこのだったっけ? となること。
暖かい部屋に毛布を膝に掛け、コーヒーを淹れて読書の世界に没入することが最近の私の生きる喜び。夢中になり過ぎてコーヒーが冷める。その冷めたコーヒーを飲んで、ほっとするのも、喜び。
本はどんどん読みたい。たくさん積んでいるし、まだまだ欲しい本もある。図書館に行くのも好きだ。
本の数だけ人生を多く生きられる気がする。時間は変わらないけど、いろいろな種類の人生が生きられる。そんな気がしている。
おしまい