エアコン壊れた(2024年7月21日の300字小説)(事実)
エアコンが壊れた。日曜の午後のことだった。
慌てて夫と電器屋さんへ行く。取り付けるまでに一週間はかかるようだ。
「はあ~。私、今週運勢悪いの当たったなあ」
「僕の運勢もたしか金運悪かったよ」
二人とぼとぼと駐車場を歩く。
「このまま家帰っても暑いねえ」
「寝室のエアコンは無事だけどね」
私は提案した。
「ねえ、夕飯までちょっとドライブしない?」
「いいよ。車の中涼しいからね」
私たちはそのまま隣町まで行って、ソフトクリームを食べに行った。34度の気温は容赦なくソフトクリームをドロドロにする。可笑しくて私たちは笑い合った。
おしまい