頭痛とドーナツ(2024年4月6日(土)の300字小説)
頭が痛い。昨日から寝てばかりいたので明らかに寝過ぎだった。寝過ぎて頭痛。馬鹿らしくて涙が出ちゃう。
土曜の午前中、天気がいいので私は外に出た。ドラックストアに寄ることくらいしか目的はない。
ぶらぶら歩いていると、空気はすっかり春の匂いだ。北海道は路肩にまだ雪が残っているが、積雪はほぼ0センチ。良い日和だ。
夢の中でドーナツを食べたのを思い出して、なんとなく食べたくなったので、ミスドに寄ることにする。ミスド久しぶり。前に来た時よりも高くなったなあ、と物価高を感じつつ食べたいドーナツを3つ選んで、家人の分も合わせて6つ買った。
ドーナツなんて突然どうしたの、と聞かれるかもしれない。私は、きっとただなんとなく、と答えるだろう。
おしまい