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汗腺に気付かれないように(2024年8月3日(土)の300字小説)

 炎天下の中を15分かけて歩く。
 北海道の今日の気温は32度だそうだ。本州に比べたら鼻で笑われそうだが、暑いには暑い。
 私は麦藁帽にサングラスのスタイルでいた。半袖からジリジリ腕を焼かれ、長袖を着るべきだったと後悔していた。
 歩いているのを止まると汗が噴き出す。なので、なるべく止まらないようにゆっくりと歩き続きた。汗腺に気付かれない作戦だ。
 それでも、後頭部が汗でびっしゃりしてきて、首筋もびしゃびしゃだ。タオルハンカチで拭いつつ、家に向かう。
 家に帰って体重を計ると、朝と1キロも瘦せていた。水分摂らなきゃ。
おしまい

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