ひょうちゃんのお役目
東京神奈川のみんなは一度は食べたことがあると思う、崎陽軒のしゅうまい。そのしゅうまい弁当についているちいさな陶器の醤油さし、瓢箪型のあれには名前があるって知っていた?
「ひょうちゃん」っていうんだよ。
見ようによってはハラが立つゆるい顔なのだが、なんだか憎めない。
いっとき我が家で崎陽軒のしゅうまいがブームだった時期に、実はいろんな顔があるって気がついて、なんとなくとっておくようになった。
ホームページをみて、こんなに種類あったのかと改めて驚愕!
とはいえお弁当を作ることのないうちは再利用しにくいなあと思っていたのだけれど、ある時、うちのひょうちゃんは大事な役目を与えられた。
小さい子が二人いる共働きの我が家では、都度、食器洗いを真面目にしようとすると負担感が大きいため、食洗機を活用しつつ「気がついた方が手の空いている時に時間の許す範囲でやる」方式になっている。ピカピカに綺麗にしちゃおうというのではなく、”時間の許す範囲”でなので、食洗機を途中まで埋めたけど回すほどの量でもなく、とか、洗い終わったのを途中まで片付けて時間切れ、ということがよく起きる。
しかし、軽く下洗いして入れる食器は一見綺麗だから片付けかけたら洗っていないかったり、洗浄後にモワッと熱いので開けてそのままにしていたのを二度洗いしてしまったりなんていう無駄が発生して、それをどちらなのよと聞きたい時に相手がいないという事態が度々発生していた。
そこで、そのサインにひょうちゃんを使おうということになったのだ。
「食洗機に途中まで何かをいれて回していない時には、ひょうちゃんを上に置く」というシンプルなルール。食洗機のスイッチ入れて回したら、ひょうちゃんはカトラリーの引き出しにしまう。途中までやったけどまだ回してない時は、ひょうちゃんを出して載せておく。
一年ぐらいこの運用を続けていて、なんともそれがとてもうまく機能している。そのうえ、ひょうたんのひょうちゃんがひょうきんな顔をしているから、ちょっと気持ちが和む。
この「気持ちが和む」っていうポイント、案外大事なんだよ。
和むついでに、「もー、中途半端にして〜!」というよりも、「忙しいのに途中までやってくれたんだな、ありがとう」って思うから。
というわけで、ひょうちゃんは我が家の平和にちょこっと貢献している。
共働き家庭のムッシュウ&マダム、ぜひ真似っこしてください。
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