個性に着目 - ビネー
枕の余談長いです。ビネーのことを知りたくて来た方は★以下へ直行を
最近、お兄ちゃんであるヨーヨー(4歳)のイルカのぬいぐるみを気に入り、寝ても覚めても離さないあーちゃん(1歳)。二人で引っ張り合って「キャーッ(怒)」「ウェーン(泣)」となる事案が3日続いたため、ついに、アクアパーク品川に同じものを買いに行くことにしました。
※ちなみに前者があーちゃん。妹のほうが強い。
地図アプリで見ると電車でいくより早そうだったので、あーちゃんを自転車の前かごに乗せて向かった、秋晴れの週末。
が、五反田と品川の間に予想外の急登があって。夏が戻ってきたかのような午後の太陽に照らされ、漕がなきゃただ重いばかりの電チャを死ぬ気で押し上げながら、ふと(私、あーちゃんと二人で水族館に行くの、初めてだ!)と、気が付きました。
ヨーヨーの時は産休も長くて、あちこち連れ回した。イルカと触れ合うプログラムを予約していっても超絶嫌がってたけどね(↓)
あーちゃん産後は、余裕がなくて、ちょっとでも時間が出来たら第一子をケアしなければと思ってヨーヨーを優先で連れ出していたし…下の子が手薄になるってこういうことね。
そんなこんなで到着がギリギリになったけど、予定していたイルカショーを見せてあげたいと思って駆け足で向かったら、スタジアムは大入り満員で立ち見もぎっしり。でも前のほうに空き席を見つけて、サッと滑り込むことができました。
ん?気が付くと、まわりはみんなレインコートを着ているよ。
いや4列目だよ?と思いながらも、念のため鞄を背中に回したとたん、バッシャーン!と、一発目のジャンプでまともに水を浴びました!
ここはイルカがわざと水しぶきをかけるのが売りで、前のほうに座る場合は事前に100円のレインコートを買う…ということなのでした。(このショーを見るのは、実は初めてで…。)
ヨーヨーなら絶対泣いている状況なので、慌ててあーちゃんをのぞき込みましたが、あれれ、目を丸くして入るけれど、むしろ嬉しそう?!
その後もショーが終わるまで、あーちゃんは、テンポの良い音楽にノリノリして、イルカの大ジャンプには低くて太い声で「ヴォ~!」と歓声を送って、とても楽しんでいました。…よかった。
そのあともちろん、ショップに立ち寄り、お目当てのぬいぐるみも手に入れましたよ。
兄のものと見分けやすい色違いのピンクを勧めたが、あーちゃんはそれはポイっと元の棚に戻し、ブルーを取ってと指差し。ぎゅっと抱きしめて離さなかったので、結局家にあるのと同じイルカを買いました。
帰宅後、水しぶきで海臭くなった服を着替えてから、尻尾のタグに見分けるためのスパンコールを縫い付けました。ヨーヨーに選ばせると「ピンクがいい」というので、ヨーヨーのイルカにはピンク。あーちゃんのにはブルーのスパンコールを。(表題写真)
最近は二人の子供それぞれの持ち味がはっきりしてきて、彼らが生まれ持った「個性」について考えることが増えています。男子だからブルーが好きでアクティブ、女子だからピンクが好きでスイートという型は、うちの場合は逆のようです。
その夜はふたりともイルカをだっこして眠ったのですが、その様子ったらもう、急登による筋肉痛もふっとぶ眼福でしたよ!
…今日はその一行が書きたくて枕が長くなったのだけれど、
★
本日紹介したいと思っていたキャリコンの学者は、人間の個人差に着目して「知能検査」の原型を開発した、ソルボンヌ大学の心理学者、アルフレッド・ビネーです。
以下を書いているとき、わたしの頭の中にはこのBGMが流れてました。ダバダバダ…♬
試験には出ないと思うけど、ビネーのエピソードは何かとわたし好みなんです。
子供の頃、医者の父親に解剖用の死体を触らされた事がトラウマとなって医者への道を断念したとか、
心理学を極めたきっかけはジャン=マルタン・シャルコー(”パーキンソン病”を命名した神経科医)の催眠療法を見て感銘を受けたからとか、
下着や靴などに性的魅力を感じる事を「フェティシズム」と呼ぶよう提唱したとか、
…なんか、ダバダバダ…♬
極める人って多かれ少なかれ「変」なんだと思うけど、実にいいよね!この前髪も、鼻眼鏡も。
さて、臨床心理士を目指すなら「ビネー式知能検査」に踏み込んだ理解が必要ですが、キャリコン試験のために押さえておきたいのは以下2つの文脈です。
①弟子のテオドール・シモンとともに知能検査の原型を開発した。
②ソーンダイクやホランドと同じ「教育測定運動」の源流にいた。
ビネーが作った知能検査はのちに米国に渡り、各種検査やプロジェクティブ・テストに進化しました。「職業指導運動」のパーソンズと同時代の人ですが、現在日本で普及している知能検査「田中ビネーV」も、彼が作った原型に、知能指数などの概念を取り入れて改良したものなのです。
ただの変た・・・いや、トッチャン坊やではないのだよ!
どなたさまも、ハッピーなライフキャリアを。
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