Safe and Clean
かれこれもう7年前のことだが、2回目の転職を決めた際に、週末に仕事をするのをやめて(今思えば週末に休むのは当然の権利なんだけど、当時は普通にやってた...)、代々木のUnder the right Yoga Schoolのティーチャーズトレーニング(以下、TT)に通った。
自分のメンテナンスのために好きなヨガを体系的に学びたかったわたしは3段階ある全米アライアンスTTのうちTT1で満足してしまったが、同期にはTT3まで修了してヨガの先生になっている人もいる。
本コラムでは、その折の講師陣にいらしてお世話になったまゆみ先生が、最近Facebookで投稿していたある記事を紹介したい。
一言で言えば、アジャスト(先生が手を添えて生徒の姿勢を糺すやつ)で大ケガを負ったという話なのだが、いたずらに恐怖を煽りたくはないので、まずは、ご本人の綴られた言葉をこちらからご一読いただきたい。(Global公開なのでFBやってない人も読めるはず?)以下は、その感想。
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人間にはそれぞれに個性があり癖がある。「正解」があるものではないのに、自らを智恵先んじると任じる者が、他者を「理想形」にはめにかかると、壊してしまうこともある。意図の善悪を問わず。体も、心も。
誰も、他者を思いのままにすることなどできない。
大なり小なり、その権利や力が自分にあると思う人がいるとしたら、それは思い上がりで、暴力的にもなり得ると気がついて欲しい。
相手が恋人や配偶者であっても、実の子であっても。
それは人間関係のすべてにあてはまることだと思うのだが、ことに人の潜在意識と向き合う仕事をはじめるようになってから、わたしは常に意識している。
SafeでCleanとは何かと、考え続けている。
何が不用意かなんてわかりゃしないから恐ろしい怖いと完全に手を引っ込めてしまうと、生きている意味がなくなってしまう。
わからないものをむやみに恐れても始まらないのだが、少なくとも、自分が何もわかっちゃいないことは十分に弁えて生きていこうと思っている。
そのうえで、闇の中で途方に暮れている人がいればともに明かりを探し、痛みにはそっと手を添えられる、勇気と優しさを持った人でありたい。
というわけで、わたしはNGHのライセンス更新した。
ビジネス系の仕事に比べるとまだまだ経験は浅いながら、心の分野で体系的な学びと実践を深めるための、今年の継続学習プランもたてた。ここであえて、心理学とかいう堅苦しい言葉は使いたくない。
まゆみ先生のお怪我と関係あるかわからないけど、Safe Yoga Studyというイニシアチブも始まっているようなので、また開催されるなら久々にUTLに足を運んでみようかな。
心と体はテリトリ違いなようで、深く繋がっているし。
民間資格(のなかでも、かなり辺境)の悲しさは、なかなかこういう話を深められる場がないことなので、持ってる知識と信頼できるネットワークは総動員して学びを続けていかねばね。
今宵はここまで。