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エビの天ぷらではなく、エビの天国のはなし。
我が家にはアクアリウムがある。去年の春にヨーヨーのためにメダカを買ってきたことをきっかけに旦那がつくった小さな水槽。
当初、旦那は張り切って流木や水草と一緒に小さなエビを数匹飼ってきたのだが、そのエビたちはあっけなく一晩で全滅してしまった。
流木オブジェはあく抜きしないと水をアルカリ性にしてしまうという知識はあったけれど、2~3回水換えすればいいかと甘く見ていたの。
全滅に衝撃を受け、こんどは数週間かけて十分にあく抜きして用意した環境に、おそるおそる追加のエビをいれたら。こんどは、半分が生き残った。
3回目の追加のエビはみんな生き延びた。そして、旦那の(もはや趣味といってもいいレベルの)こまめな餌やり、水換え、掃除のおかげで、彼らは徐々に増え始めた。
この春、気が付くと、水槽の地面がエビだらけになっている。50匹以上はいる。100匹になるのは時間の問題だと思われる。
4~5匹の時は透明でかわいい!って思っていたんだけれど、これだけウジャウジャいるとちょっと気持ち悪い。
旦那に「ザリガニ釣りの餌にするとかどうかな」と提案すると「なんて残酷なことを言うんだ!」とショックな顔をされた。かわいがってるのね。。。
言い訳:海の近くで育ったわたしの父は釣りが趣味で、餌にするために家でエビを飼っていたから、わたしとしては自然な発想なんだよ。
かといって、生態系破壊につながる自然放流はだめ!だから、今のところ増え続けるエビをどうコントロールしていけばいいのか解がない。わたしは餌をやらないことを提案しているが、水槽のオーナーである旦那はそしたら水草がダメになっちゃうと言ってあまり気乗りがしていないようだ。
誰か、欲しい人がいたらお分けしたいくらい。エビ、エビ、エビ。
ところで一方、流木ショックはどこ吹く風と生き延びたメダカたち、こちらはビーズのような卵をたくさん水草に産み付けるのだが、親メダカとエビとが食べてしまうので、なかなか増えない。一年めぐって、無事食べられないサイズまで育った第二世代は1匹だけ。
ちなみに、エビはおなかの下に卵をかかえて孵るまで守るから食べられにくいのね。孵化した赤ちゃんエビはちっちゃいときから大人エビと同じ形をしていて、ウィローモスの下に隠れて大きくなるんだよ。
増えすぎも困るのだけど、増えなさ過ぎも心細いので、卵を別の容れ物にかわしておいたら、無事2匹、2~3ミリくらいの赤ちゃんが泳いでいるのを今朝確認した。もうちょっと大きくなったら本体に合流させよう。
ああ、人間ってなんて勝手なんでしょう。