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天然ロックダウンなところに行きたい気分なんですけど

北海道の議員が、駅前商店街の様子を「天然ロックダウン”」と称したTwitterを見た時、私は心の中で(うふッ)て笑ったんだが、今調べたら、その後「過疎化・少子高齢化問題に取り組む住民や商工業者への敬意を忘れた行動だった」ということで謝罪していた。

立場的にしかたないのかもしれないけど。謝罪させるかわりに、市の名前を全国に知らしめてリモートワーカーを誘致するチャンスにしようという流れにはならなかったか。

かたや人口密度が高すぎて、天然ロックダウンが羨ましくなるような都内の商店街では、ゴールデンウィーク初日、入口に「STAY HOME」「不要不急の外出は自粛」「緊急用件の買い物は最低人数で」という派手な看板(黄・赤利用)が何枚も、通行人の行く手を遮るように並べられ、「通り抜けるだけというのもお控えください」とメガホンで語り掛ける係員まで立っていた。それでもまあまあ人通りあったけどね。仕方ない。

そして、うちのマンションのエレベーターには「最近、在宅勤務が増えています。住民の方から、騒ぎ声がうるさくて業務に集中できないという苦情がありました、ベランダで遊んだり騒いだりするのはお控えください」という、管理室からのお知らせが張り出されていた。

あのう、保育園もダメ、公園もダメ、散歩もダメな子供と同じ部屋にいて仕事してる親はそれどころじゃないっすよ。

反射的には「耳栓しやがれ」って思った。程度問題…常識の範疇を超えて騒がしかったのかもしれないが。

しかし・・・思うに・・・

子供とずっと一緒にいるというのは、私にとっては、実にクレイジーだけど楽しくもある。この機会に、はたと「これまでの”普通”って…幸せだったのかな?」って立ち止まって考えなおす都会人も、多い気がする。

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