清潔センシティビティと掃除スキルのギャップを埋める
年始の窓枠のカビとの死闘に懲りてから、毎日時間の許す範囲で、ちょいちょいっと「見えにくいところ」の掃除をすることにしている。例えば、照明の上とか、レンジカバーの裏とか、スイッチの縁とか。ほんとにちょこっとしたところ。
見つけたスポットはスプレッドシートにリスト化して、週、月、四半期、半年、年間喉のどのサイクルでメンテナンスするかの目安を書き出し、日々、手をつけたやったところは「埃とり」とか「結露拭き」とか...放置しがちな引き出しの整理や断捨離なんていうことも含めて記入することを続けている。
ゆるめに設定したサイクル以上に何も手をつけていなかったスポットは、計算式を組んでアラートを出す仕組みにまでしている。
なぜそんなことをしているかというと、自分は本来、掃除を意識の埒外に追いやるくらいの掃除スキルの低いやつなのだけれど、窓枠のカビは結構な衝撃だったので、「1日5分」はだらっと他のことをしてしまうのではなく、このちょい足し掃除を続けようというのを今年の目標のひとつに決めたから。そして、そのやる気を行動の可視化によって持続させるため。
そんなことを一週間くらいやっただけで、チョイ足し掃除スポットのリストが70を超えた。こんなにいっぱいあるとは思わなかったが、まだ見えていないところがある気がする。
例えば今日は冷蔵庫の上を拭いた(引っ越し以来なので1年半ぶり!)のだが、水拭きでよかろうと思ったら案外油っぽく、洗剤が必要でびっくりした。シートには、エリア=「キッチン」場所=「冷蔵庫の上」サイクル=「四半期」と記入して、今日の日付のところにやったことを記入。次、4月の半ばまでなにもしなかったらアラートが出るというわけ。
いい感じにツールがまとまってきたところで、これ、アプリ化したら売れるんじゃないかと思ったんだけど、掃除という行為は各棲家の構造とかモノの過多とか自炊をするかしないかとか、そして個人がどれくらいきれいに住みたいかとかによってその最適量って変わるから、インディケータの設定が難しいかもしれないなあ。
つまり、表題写真のマトリックスね、X軸に埃や汚れに対するセンシティビティ、Y軸に掃除スキルをとって4象限に分けたんだけどさ。
普通は埃が気になる人は掃除をするからAセグメントにいると思うんだよね。で、気にならないわーって人はCセグメントで、世の人々はだいたいそのどっちかでバランスが取れていると思うんだ。そして、実は埃とか気にならないけどお掃除が純粋に好きという、幸せなBセグメントの人もいるかもしれない。
なのに、わたしはDなのだ。埃とか汚れとか、気になり始めたらとまらないくせに、掃除が苦手だなんて。レベル低いよね。誰に謝っているのか知らないけどごめんなさい。
わたしのようなダメ人種が世の中にどれくらいいるのかわからないけど、掃除の好き嫌いというのが実際にそこに手が回せるかどうかの余力に関わる状況的なものと考えれば、ワーママという人種は、案外、ほとんどDなのかもしれない。ふと気がつけばギャア〜と叫びたくなる汚れを、忙しいから「見ない」ようにしているという。
本来なら「大掃除」でまとめてするのかもしれないけど、大掃除って、えいやっていう気概が必要でしょう?普段の掃除さえままならない人は、エイって思っても、あ、立ち上がれなかったーっドスンてしりもちついちゃうくらい筋力弱ってるんで、日々ちょこちょこするしかないと思うんだ。
だとしたら、今わたしのやっている作業、最初に幾つかの設問に回答させ、ちょい足しスポットのリストアップと希望頻度を設定するアシスタント機能をつけてカスタマイズできるアプリにしたら、やっぱり人気が出るかもしれない。
スプレッドシートで自分が使うものくらいならできるんだけど、ここでアプリに落とす力があればお小遣い稼ぎになるかもしれないのにね。
と思うと、やはりこれからの時代、我が子にはプログラミングの基礎は素養として教えておきたいな〜
しかしいかんせん、彼らはまだ0歳と3歳なので だれか、わたしが今作っているようなやつを洗練させたアプリ作ってくれないかしらね。