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田んぼで泥んこの日曜日

このGWは都内で過ごしている。が、せっかくお天気の日曜日は家族でどこかにおでかけしよう、ということになり、

家から1時間程度で行けるところって...鎌倉?江ノ島?こどもの国?と、思い付いた端から、+GW、+混雑、でアンド検索しては「あ〜。。。ないわ」となって、結局行き着いたのが、去年からザリガニスポットを探していたパパの提案による、駒場野公園

人混みとか行列とかなしで、動きたい盛りのヨーヨー(2才10ヶ月)を放牧できる場所。妊娠後期の体が辛くなったら座れる日陰が十分にある場所。晴天の新緑を味わえる場所。

井の頭線の駒場東大前駅からすぐの公園は、期待通りの平常運転だった。

まずは、木漏れ日の広場のベンチを確保して、来る途中に渋谷のフードショーで調達してきたおにぎりやお惣菜でピクニックもどき。おあつらえむきのお天気で、何組かバーベキューをしている団体もいた。身軽になったらお友達家族を誘ってバーベキューするのもいいなあ。

お腹が満たされたら、ツツジをはじめとする初夏の花々を楽しみながら、公園をのんびり散策。砂場と滑り台のコーナーも、地元の親子が何組かいるくらいで、小さなヨーヨーも安心して遊べた。

それから、お目当ての「田んぼ」へ。ここには、隣接する筑駒中高の生徒たちが管理する田んぼがあって、公園入り口の自然観察舎で申請したら、30分間、立ち入って小さな生き物の観察(キャッチ&リリース)が楽しめるのだ。入園バッチを発行してもらい、ボランティアのお兄さんの説明をきいて、土手で遊ぶための網や虫かごなどの小道具を貸りる。

新しいことには慎重なヨーヨーがイヤがる可能性も考えたけれど、長靴をはいて小さな網を手にしたヨーヨーは、畦道を行ったり来たり、葉っぱと泥しかとれなくてもパシャパシャとすること自体が楽しいようで、浅い水を掬う仕事に熱中していた。

そこに、生き物を捕るのが上手なパパがちいさな透明の海老とおたまじゃくしを捕まえてきた。うっかりわたしもそれに気をとられていたら、ヨーヨー、覗き込みすぎて、重たい頭からコロンとでんぐり返って小川の中に落ちてしまった!やあ、大変!!

怪我にはならない高さと泥の深さではあったけれど、驚いたのと水が冷たいのとで、ウェーン!と、そりゃあなるよね。ママンは慌てて、妊娠であるってことも忘れて、引っ張りあげたよ。

自然観察舎まで戻る坂道の階段を大急ぎで登り、泥だらけのぜんぶを脱がせ、ちょっと寒いのでかわいそうだったけれど、観察舎横の水道で犬の子のように手早く洗った。大きめのタオルとお着替え一式を持ってきていて大正解。いつもは帽子をいやがるヨーヨーが、新しいつばひろの帽子を気に入って奇跡的に被っていてくれたのが幸いして、頭は洗わずにすんだ。

憐れなヨーヨーは鳥肌たてていたけれど、乾いた服に着替えたらあっというまにご機嫌を直して、登ってくる途中で見た「とかげさん」をもう一度探しに行きたがり、心配してついてきてくれた美人のお姉ちゃん(4歳)と一緒にキャッキャと走り回り始めた。

家に帰ってからも「コロンしちゃったねえ」というと、怖かったとはいわず「たのしかったねえ」と言っている。「また行きたい?」と聞くと、「うん!」とご機嫌よく頷く。

ハプニングはあったけれど、良い思い出になったようで良かった。。。

Tips!

・遊んだ後のひとやすみは、駅の反対側にわたって東大の駒場キャンパス内のイタリアントマトがおすすめ。広々したキャンパスは子連れの散歩に最適だし、窓の外には緑があふれ、学生価格で財布にも優しい。

・小さい人たちは、土や草の匂いに包まれて土手を歩き回ること自体が楽しいのだけれど、何もとれなくても、自然観察舎のなかにはいろんな生き物が展示されていて、間近に観察したり触れたりもできるようになっている。

・帽子、長ズボン、お着替え必須。スニーカーでもよいらしいけど、個人的には長靴がおすすめかな。

・田んぼにおりるには、親も泥んこOKな服装と日よけの帽子、そして自ら生き物を捕えてみせる心構えが必携。旦那もわたしも田舎育ちで、小さい頃は近所の自然と戯れるのが日常だったからそこに抵抗はなく、都会っ子のヨーヨーにもそれを体験させたかった。

・駒場野公園のリピーターっぽいお兄ちゃん(6歳)によると、もうちょっと暖かくなるとザリガニもとれるんだって。ホタルの幼虫もいたから、夕暮れの観察にも行きたいな〜。ただ、これからの季節は、虫除けも必須かも?

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