夕暮れのシャボン玉はワームホールの光
昨夜久しぶりに映画をみた。Netflixで。
夜眠れず、なんでもいいからすごく泣けるやつがみたいと思いたったところ、「インターステラー」が新作であがってきていたのを「あ、これヨーヨー妊娠してた時に気になったのに、妊婦には良くなさそうだから見損ねたやつ」と勘違い*して、ポチッとはじめてしまった。
*2013年の宇宙映画は「ゼログラビティ」でした
泣ける映画ではなかったけれど。
3時間の長い映画なので、見終わったら夜が明けてしまっていたけれど。
良かった。
終末に向かう地球の閉塞感満点で陰鬱なシーンで始まり、宇宙に出てからは衝撃に次ぐ衝撃。しかし、宇宙飛行士だもの、どんなことがあっても感情は抑え気味。ドカーン!バーン!的なシーンも宇宙だから無音。
映像が、とても綺麗だった。
ちょうど前日の夕暮れに、ヨーヨーがそうしたいというので、マンションの裏庭でシャボン玉であそんだ。
最初は、こんな寒風の中ダウンを着込んでシャボン玉なんてやだよ〜(泣)と思っていたのだけれど、ヨーヨーが大きいのを狙ってパチンとやっつけようと、両手をひろげ伸び上がるのがかわいくて。大きいのをなんども作っていたら、いつの間にか一本使い切っていた。
暮れなずむ中でシャボン玉するとね、街灯りを映したシャボン玉は虹色が際立って、案外、キラキラと綺麗だったよ。
映画の中のワームホールを見て、その光がシャボン玉に似てると思った。
泣けるっていうのとは違ったけれど、最後まで目が離せなかった。我が選択に悔いなし。眠れぬ夜の一人鑑賞会には、オススメです。
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