Foodtech Venture NEXTに参加してみて②
今回は、1/14日に参加したFoodtech Venture NEXT(以下、FVN)について、知ったことと考察したことを投稿していきたいと思います。昨日に続く第2弾です。
・サービス紹介と考察
④「conomeal kitchen」
「conomeal kitchen」は、株式会社ニチレイさんが運営しているサービスです。
サービス内容は、AIが自分に合ったレシピを提案してくれる、というモノになっています。
どうして、このサービスを作ろうと思ったのか考察をしてみました。
理由は、すでにレシピサイトはたくさんあるのに、どうして参入するに至ったのかを知りたかったからです。
まず、前提として、こちらの2つの記事から、料理をする人が一番悩みに挙げているのが「献立を決めること」だと分かります。
この2つのアンケートは2019年に発表されたものですが、2019年には既に多くのレシピサイトが存在していました。それでも、「メニュー決め」が悩みである人が多くいるのは、当時のレシピサイトの形で、この悩みを解決することが難しかったのではないかと推測します。
この推測から、新しいレシピサイトの形を考えたのだと思います。それが「自分に合ったレシピをAIが提案してくれる」というスタイルです。
「提案してくれる」という部分が非常に大事です。今までは、「自分が食べたいものを調べる」スタイルが一般的でしたが、「勧めてくれる」様式にすることで、献立を決めることに悩む必要はなくなります。
しかも、AIは自動的に自分の生活に合ったものを勧めてくれるので、提案されたレシピが好まないモノであることは少ないでしょう。
私がこのサービスが素晴らしいなと思ったのは、今の環境にもマッチングしている点です。
コロナ禍になって、在宅する人が増えたことは言うまでもないでしょう。それに伴ってか、料理をする人も増えています。
ただ、コロナ禍以前より料理する回数が増えた人にとって、「メニュー決め」という悩みはつきものになるはずです。
そういった、「メニュー決め」に対して難しさを感じる人の増加に、conomeal kitchenは対応してくれていると感じます。
「作りたいものがある日は自分でレシピを調べて、思いうかばない日はAIに提案をしてもらおう」そんな人が増えてきたのなら、メニュー決めという悩みを抱える人が減ってくるのではないでしょうか。そうなって、料理を楽しむ人が増えてくれればいいなと思います。
⑤「ハクシノレシピ」
「ハクシノレシピ」は株式会社Hacksiiが運営するサービスです。
料理を通じて、子どもの能力や心の養成をサポートするサービス内容になっています。
ハクシノレシピを漢字にすると、「白紙のレシピ」になると思うのですが、この「白紙」というのが非常に大切な部分だと受け取りました。
通常、料理は正解があるように考えられます。例えば、親子丼を作ろうとしたとき、どのレシピをみても基本的な材料や料理工程は一緒ですよね。実際、「おいしく」作ることが目的なら、そうあるべきでしょう。
ただ、ハクシノレシピのサービスの目的はおいしく作るだけでなく、親と子供が一緒に学ぶことに意味があります。なので、レシピ通りに作るのではなく、「白紙」のレシピに自分でどう作ったいいのかを考えることが大切なのです。
「答えのないものを自分で創る」という、学校教育ではなかなか手に入りにくいであろう体験を提供してくれているのだと思います。
4月にクラウドファンディングをされるそうなので、もし興味がある方がいれば、是非。
⑥「TOKYO VEGAN GYOZA」(東京ヴィーガン餃子)
「東京ヴィーガン餃子」は、株式会社REPUBLI9 [リパブリック]が販売している餃子です。
ヴィーガン餃子という名前の通り、材料は主に野菜からできていて、お肉は入っていません。
一方で、FVNで企業の方のお話を聞いて、ヴィーガンの方だけでなく、色んな方に味わってほしいという思いがすごく伝わってきました。
実際、HPの「東京ヴィーガン餃子の味の言語化」を見ると、非常にこだわりを持って餃子を創られていることが分かります。
こだわりをもちとことん追求される姿勢をみて、自分自身もそうでなければいけないと、学んだ時間でもありました。
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