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人気の「店先受け取り」~食料品EC in America~

今回はこちらの記事を紹介し、内容について考察していきたいと思います。

テーマは「食料品EC」です。

・「配達」や「宅配」より「集荷」

始めに、前提ですが本文に「Grocery」と書かれているように、今回の記事のデータにはレストランの商品はECに含まれていないです。

そのうえで、やはり印象的なのは、配達・宅配より集荷、つまり店舗や設置されたボックスに注文者が自ら訪れて受け取るスタイルの方が利用者が多いということです。

日本ではそもそも食料品ECの普及率が高くありませんが、どちらかといえば宅配の方がメジャーなイメージでした。アメリカでは、それだけ各食料品店が食料品ECにおけるインフラを整備してきているということになります。(ちなみに、アメリカも食料品EC化率が高いわけではありません)

・なぜ生活者が受け取りにいくスタイルが人気なのか

すみませんが、以下の物は推測です。
データを定量的に提示できないので、根拠はないのですが、考えたものを載せておきます。

理由としては2つ。
1つ目が、商品を受け取り出来るシステムが整備されたこと
2つ目が、配達料金(手数料)が高いこと

の2点です。

1つ目の、商品を受け取り出来るシステムというのは例えば、ドライブスルーを作ったり、オンラインで受けた注文を注文者が到着するまでに袋に詰めたり、商品を入れておくボックスを作ったりと言ったことです。
飲食店はこれを整備することで、オンラインで注文を受け付けられ、そして悩みになる配達システムの整備(ファースト・サードパーティー)をしなくてもよくなります。
これが結果的に、宅配料金の手数料になやむ生活者を惹きつけたのではないかと推測しています。

もちろん、これは様々な検証を行う必要があります。
「実際、どのくらい整備されているの?」とか、「場所はどういうところ?」とか、「配達システムの整備と商品受け取りのシステムの整備、料金の比較は?」とか数えだしたらきりがありませんが、とりあえず推測してみました。

推測は基本的に根拠がないと説得力がありませんが、とりあえず推測するとどういう根拠があるといいのか、何を調査したらいいのかが分かるので、よくやってます。

・「宅配」と「配達」のちがい

ちなみに、上記で出てきた宅配と配達はきちんと違いが合って、宅配は「家に荷物を届けること」、配達は「荷物を届けること」という意味です。

なので、配達は家でなく、企業の事務所やホテルなどに届ける時にも使えます。

ただ、宅配は1単語で伝わりやすいのでよく使いますよね。

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