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封印を解いてまでのこだわりで魅了したBAND-MAIDの今年最後のお給仕

どうも、ウクモリ ヒロオです。

いや、凄かったな。

と、いきなり唐突な出だしで、しかも長々としたタイトルで恐縮ですが、今年最後のBAND-MAIDのお給仕(ライブのこと)に行って来ての感想です。メンバーもファンも念願だったZeppツアーの千秋楽。会場となったZepp HANEDAでのライブは見事ソールドアウトとなり、大勢のファンが集結しました。
*今回の写真は全て公式SNSから引用させていただきました。

私にとっては、今年10回目のBAND-MAIDのライブ。そして、横浜アリーナで行われた昨年の10周年ライブからちょうど1年目のライブ。とても感慨深いものがありました。なので、今日はようやくネタバレしても良い環境下になったので、どちらかといえばライブの感想を。明日、今年を振り返りたいと思っていますので、お付き合いください。

今回のZeppツアーでの最大の特徴は、新たな試みを惜しみなく投入するという姿勢でした。オープニングの「Forbidden tale」でのスクリーンの演出から始まり、イントロ部の大胆なアレンジ、そして羽田のファイナル以外はニューアルバム「Epic Narratives」の全曲を披露する・・・進化を続けるバンドとは、これだけのポテンシャルを秘めているのかと驚かされ続けました。

オープニングの「Forbidden tale」が、意外なまでにオープニング曲としてフィットしていただけでなく、静かに始まり、動に転じるある意味でBAND-MAIDらしい曲の変化が、想像以上に以降の曲に大きくインパクトを残していたように感じています。

だからこそ、幕が降ろされると同時に始まった2曲目の「endless Story」では、観客の「オーオーオオォー」という歌声が心地良く響き渡り、2曲目にして会場が完全に温まりました。名古屋、大阪では「Choose me」が演奏されましたが、それはそれで良かったのですが、場の温まりという面では今回の変更は大当たり。続く「Shambles」への移行も、とても自然なのものに。SAIKIさんの采配、すごいなぁ・・・と。

音楽ライターの増田勇一さんがSNSで、「いいアルバムを作ったバンドは強い。しかもそれによって旧楽曲まで強さを増す」と語っていましたが、今回のツアーはこの言葉が裏打ちされた素晴らしい展開が繰り広げられました。先程述べた通り、改めてBAND-MAIDというバンドが、今なお進化途上中であることを魅せつけられた感があります。この1年、毎回新鮮な驚きがありました。だからハマってしまい、福岡まで遠征してしまったんですけどね(笑)

緩急のつけ方で面でいえば、これまではどちらかといえば、ラストスパート前にしっとりとした曲を固めていた印象が強かったのですが、今回は中盤で「Memorable」を持ってくるなど、強弱を思い切りつけてきたなと。だからこそですが、セットリスト全体が引き締まったと同時に、明らかに「The One」が際立っていました。色々な要素がありますが、私は名古屋よりも、昨夜のセットリストの方が好みです。
(ちなみに名古屋では「The One」の次に「Memorable」が披露されました。)

さまざまなことを感じた、2024年を締めくくる上での感動的なライブでしたが、1番の見どころは、封印していたアンコールを解いてしまったことではないでしょうか?アンコール時に、SAIKIさん曰く「全力を出し切るからこそ、アンコールはやらない」と明言していました。

ただ、今回は途中で演奏した「choose me」冒頭で、AKANEさんのドラムが破れるというハプニングに見舞われ、完全燃焼とは言い切れないシチュエーションが発生した中、同曲を完璧なカタチで今年最後のライブを終えたい・・・気迫のアンコール演奏は、ある意味でバンドとしての極々自然な考え方を示していたのかもしれません。スタッフの方々が大変だったでしょうが、予定外のことをサクッと実現してしまうあたり、流石だなと。

ファンとしても、おそらく当分見れないであろうアンコールが実現してしまった訳ですから、絶頂の盛り上がりで迎え入れていました。「もう絶対、アンコールはやらないからな」というSAIKIさんの言葉が、またいつの日か覆る日が来るかもしれない・・・ほんの少しだけ期待してます(笑)

結果として、Zeppツアーは同じセットリストになると思いきや、前半の名阪と後半の羽田では全く雰囲気が異なるライブに仕上がっていました。BAND-MAIDの凄さは、何度も言うように常に進化しているということ。2024年は「新章開幕」をうたっていた訳ですが、見事に印象に相応しい変化に富んだ1年になったのではないかと。

嬉しいことに、私はかなりの確率で参加出来たので、新たなステップを踏み出した彼女たちをリアルな姿を見届けることが出来ました。さすがに全通は出来ませんが(笑)

ということで、今年最後のBAND-MAIDのお給仕は、最高なカタチで幕を閉じました。

最高の時間をありがとう。

冒頭で記した通り、明日はBAND-MAIDとお盟主様と過ごした1年を振り返りたいと思います。

(追記)
書き忘れましたが、今回ようやくKANAMIさんのPRSギター(プライベートストックの方)の音色をしっかりと聴けましたが、ご本人が「ベイビーちゃんなのに、大人なサウンドを醸し出す」と言われていた言葉通り、本当に素晴らしかったです。

こんなことを語りつつ、今日のnoteを終えたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。感謝!

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