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ANTHEMに魅せられて
どうも、ウクモリ ヒロオです。
このnoteをお読みの皆さんは、週末はいかがお過ごしだったでしょうか?
私は土曜日に、六本木のEXシアターでANTHEMのライブを観てきました。今回は「ANTHEM VS ANTHEM2001」と題して、現行メンバーと第二期ANTHEMメンバー(再結成後の初期メンバー)がそれぞれ登場。それぞれが白熱したライブを観せてくれました。
1度のライブで2バンド観れるお得感・・・というよりも、もう絶対に観れないであろうと思っていた、本間大嗣さんの重低音ドラムを堪能出来る貴重なライブ。このライブが発表になった時点から、ソワソワ感が半端ありませんでした。
*トップ写真以外、本日の写真はBARKSなどインターネット上から引用させていただきました。
ANTHEM 2001
この「バンド」で登場した坂本英三さんも、本間大嗣さんも、35周年記念ライブで観ているとはいうものの、今回は比較的ロングステージになることが分かっていたため、かなり期待していました。クラブチッタで2011年12月に行われた「HEAVY METAL SOUNDHOUSE」の30周年記念イベントで観たANTHEM、実はそれが本間さんのラストステージでした。私は本間さんの重低音が響き渡るドラムに魅せられ、それがきっかけでANTHEMをしっかり聴き直そうと思ったほど。なので、直後に脱退したと知った時には、かなり残念な気持ちになりました。
17時きっかりに客電が落ち、SEが終わり「ONSLAUGHT」が始まった時、あのドラムの音に英三さんの歌声が重なり合うサウンドを体で受けつつ、思わず涙が出そうになりました。クラブチッタで「THE SIGN」が始まった時と同じような、何とも言えない熱波のようなものを感じました。
この日のセットリストは、どちらかといえばいわゆるライブで盛り上がる曲というよりはじっくりと聴かせる曲が多く、メンバーの本気度が相当なものだったんだろうなと想像しています。リーダーがどうしても演奏したかったという「GHOST IN THE FLAME」など、心の底を突くような名曲が続いたことに、ANTHEMの新たな一面を見たような気がします。
英三さんの歌声が若干辛そうに感じられ、本間さんも曲の展開を間違えて苦笑いするシーンもありましたが、全体的にはとても素晴らしいライブだったと思います。40周年あたりで、もう一度観てみたいな・・・そんなことを思いつつ、まずは念願が叶ったことに満足感は最高潮に達していました。
(ANTHEM 2001 setlist)
01. ONSLAUGHT
02. SOUL CRY
03, GRIEVE OF HEART
04, DEMON'S RIDE
05, OVERLOAD
06, GHOST IN THE FLAME
07, INSOMNIA
08, IGNITE
09, WALK THROUGH THE NIGHT
10, LIFE GOES ON
11, BLACK EMPIRE
12, RUNNING BLOOD
ANTHEM(現行)
ANTHEM 2001の終盤で英三さんがMCで語ったことを要約すると、「別れも告げずに辞めたバンドでもう一度歌えて、しかもしっかりと継承出来たことが嬉しい」という言葉になるかと思います。1年遅れで開催された35周年ツアーと、今回のツアーで継承が出来たこと、それはファンもシッカリと感じていることかもしれません。
というのも、田丸勇君のドラムの音圧がとても変化していたからです。多くの仲間がそう言っていたし、私もそう思っていたので、これは事実だと思います。35周年記念ライブの際、会場を出て皆が開口一番語っていたのは、実は「本間さんの音圧凄かったよね」という共通認識でした。それが、今回は田丸君の高評価の声が多かったのは、ファンにとっては嬉しい変化でした。
本間さんから受け継いだANTHEMのドラマーとしての道。それはかなりタフなことだったと思います。比べられるのがMAD大内さん、本間さんだというハンデを乗り切るため、田丸君が一生懸命頑張ってきたことは、35周年のライブでリーダーが珍しく彼を褒めたことで、メンバーの誰もが彼を認めていたことが分かりました。
遠征こそほとんど行きませんが、ここ10年で一番ライブを観ているバンドだけあって、ある意味でダレのようなものが出てきてもおかしくないのですが、それが無いのは新たな曲もド定番になっていくからだと思っています。
今回のライブも、森川さん復帰後の曲が中心になっていたのは、それだけリーダーが自信を持っているからだと。そして、そのライブに触れて心地よく感じるのは、ANTHEMが進化し続けているからこその現象だと考えています。
今回はANTHEM 2001目当てで行った六本木でしたが、正直なところ現行の圧倒的なポテンシャルにノックアウトされました。これだけはハッキリと言える感想です。
(ANTHEM setlist)
01, SHINE ON
02, STRANGER
03, LINKAGE
04, EVIL TOUCH
05, HUNTING TIME
06, SHADOW WALK
07, SILENT CROSS
08, ABSOLUTE FIGURE
09, THE ARTERY SONG
10, FAR AWAY
11, SHOUT IT OUT
12, VENOM STRIKE
(ENCORE)
13, LET YOUR HEARTBEAT
14, PAIN
15, WILD ANTHEM
3時間を超えるライブのポテンシャルの高さ
30周年の時は、単体バンドで3時間以上のライブをたて続けに行ない度肝を抜かれましたが、今回もリーダーと清水さんは15分の休憩を挟んだだけでずっとステージ立ち続けました。それ自体、本当に凄いことだなと・・・。しかも、熱量が全く落ちることなく、逆に現行ラインナップで始まった後半戦のポテンシャルの高さは、これまで以上に気迫を感じるものでした。
来年5月に、ZEPP DIVERSITYでライブを行なうことを発表しましたが、おそらくはアルバム作成で溜まったエネルギーが、一気に放出されとてつもないライブになりそうだなと予期しています。今回、2階席までビッシリと埋まった客席。あとは大歓声と歌声が戻ってこれば、あのいつものライブが帰ってくる・・・そう思うと、5月だったらそれも可能かもしれないなと今から期待値が上がっています。今から楽しみ。
ということで、今日はかなり長文になってしまいましたが、土曜日のライブを速報で書き綴ってみました。いかがだったでしょうか?
ヘヴィーメタルはちょっと・・・と言う方もいらっしゃるかもしれませんが、もし良ければ動画をチェックしてみて下さい。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。感謝!