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南極から届いた年賀状

どうも、ウクモリ ヒロオです。

最近、#イベントのタグ付をしたnoteの記事のほとんどが、「週間で最もいいねが付きました」と表示されることが多くなりました。投稿数が多いタグにもかかわらず、私の記事を読んでいただけていることを嬉しく思います。皆さん、本当にありがとうございます。

ところで昨日は、とても嬉しい出来事がありました。何が嬉しかったのかというと、なんと南極から年賀状が届きました。4カ月の月日を経て届いた年賀状の差出人は、私が2013年からサポートさせていただいている水中ロボットコンベンション(通称:水中ロボコン)で仲良くしている、東京大学生産技術研究所の山縣広和さんという特認研究員の方です。

彼は長年、水中ロボコンでジュニア大会で運営をしていて、ジュニア向け機体開発や後世育成のための様々な活動もしています。同時に、私が国際ロボット展でイベントを開催する時にも、全面協力してくれる本当にありがたい仲間でもあります。

東京大学生産技術研究所の発表資料より引用させていただきました

そんな彼がなぜ南極から年賀状を送ってくれたかというと、先日まで第64次南極観測隊として赴任していたからです。彼は、赴任時に自ら開発した自律型の水中ロボット「MONACA」で、南極の氷山の下を探査するという世界初の試みに挑戦しました。その結果、見事探査に成功し、東京大学からも「海中ロボットによる海氷裏面の全自動計測に成功~ 南極海での調査に向けて大きな一歩 ~」というプレスリリースが出されています。

今回のプロジェクト、本人からかなり難しいミッションであると聞いていました。なにしろ、水中では電波が届かないため、ラジコンのように地上からの操縦が出来ないばかりか、ケーブル(命綱)も付けない自立型ロボットのため、ロボット自体がロストする可能性が高い・・・そんなリスクを承知の上でのトライ。相当なプレッシャーだったんじゃないかと思います。そんなシチュエーションに見事打ち勝った山縣さんの今回の成果は、これからの日本の水中ロボット分野の発展に大きく寄与することに間違いありません。先日、山縣さんはMONACAと共に日本に帰還しましたが、ミッションの成功と無事戻ってこれたことを自分ごとのように喜んでいます。

南極の氷山の下を泳ぐ、モナカ型の水中ロボット。想像しただけでも、思わずニヤッとしてしまう夢のような世界。その世界を現実のものにした訳ですが、おそらくはその実現に向け、私たちが想像すら出来ない努力を重ねていたんだろうな…そんなことを考えています。

そんな背景がある中で届いた南極からの年賀状。長い間、ご縁が深まり続けている人だからこそ、努力を重ねている人だからこそ、手元に届いた年賀状はまさにプライスレスなものになりました。

帰国後、まだ再会出来ていませんが、山縣さんの南極での武勇伝を早く聞きたいなぁ…そんなことを考えています。山縣さん、本当にお疲れ様でした。そして、彼の師であり、私自身もお世話になっている東京大学生産技術研究所の巻俊宏先生、本当におめでとうございます。

こんなことを語りつつ、今日のnoteを終えたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。感謝!

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