立ち位置によって変わる視点に気付くこと
どうも、ウクモリ ヒロオです。
先日は忘年会が続き、自宅でゆっくりという時間がほとんどありませんでした。ようやく昨日、終日オフ日となりましたが、なにか体調が優れず・・・ただ、嬉しいこともあったので、その話題はいずれ書き綴りたいと思います。
ところで先日、SNSで興味深い投稿がありました。そこでは、越境や副業・兼業に関する考え方について書かれていましたが、私の考え方はちょっと違ったのでこちらで書き綴ろうかなと。あくまでも個人的な考え方ですが、私が伝えたいのは、タイトルの通りどちらが正しいとか、悪いとかではなく、見え方によって視点が変わるんじゃないかということ。その点、ご留意ください。
まず投稿の内容は、今後の社会課題に照らし合わせて考えると本質は「一つの組織や地域で、一人を独占しない(という考え)」に集約されると述べられていました。ただ、中小企業の経営者の視点から見ると「公器の器」という言葉が示す通り、事業の継続もしっかりとした社会的な使命を担っています。なので、越境や副業・兼業といった行為だけが答えではないと私は考えています。これは経営者だけでなく、そこで働く社員にも通用することだとも感じます。
私の会社では、当初は私が始めたスタートアップ支援を社員が担うようになったり、ロボット業界の発展のために行っている諸々の取り組みが、香川県善通寺市でのSTEAM教育プログラムの実施につながったりしており、私の周辺で起こっていることを見る限り、このカタチもまた社会課題にしっかりと貢献していると言えるんじゃないかと。
また、私の会社が今新たに取り組もうとしているのは、地域創生という側面での共存共栄の実現。共栄、すなわち収益を出すという企業の命とも言える部分を、皆で強化していこうというものです。ちなみに私の会社の事例で恐縮ですが、「自社だけが」という欲張りな考えがないことを、私の会社の公式サイトで「貢献事例」というページで紹介しています。
私が述べたいのは、こういう取り組みをしている中小企業が、日本には結構多いということ。そして、そういった企業が日本を支えている、もしくはこれから支える存在になるということ。だからこそ、冒頭の内容に「それだけでは無いよね」という意見を持ってしまいます。
別の側面で語ると、中小企業は過度な人材不足に悩まされ続けており、それが理由で倒産するケースも増えています。なので、独り占めしているか否かではなく、そもそも人材をシェア出来る環境にない中小企業が多いことも理解しておいた方が良いと考えています。むしろ、そういった企業が、そのような状況下においても、共存共栄のプロセスのためにどんな貢献が出来るのかを周囲と一緒になって考え・実行することこそ、真のシェアマインドが発揮される場だといえるのではないかとも。
オープンイノベーションという言葉が相変わらず独り歩きしていますが、あくまでも共存共栄のプロセスの一部でしかありません。同じように、越境や副業・兼業も「皆が幸せになるための方法」のひとつでしかなく、当事者に最良な他の答えがたくさんあるのではないかと私は考えます。ゆえに越境や副業・兼業だけが残された道であると伝えるより、「それもひとつの答えだけど、そのうえで皆さんはどうしますか?」という問いかけにした方が良いんじゃないかなと思う訳です。
大切なのは、「共栄」を生み出すことなので。
今は、中小企業でも副業や兼業が進んでいます。ただ、だからといって必ずしもその流れに沿う必要な無いように感じています。むしろ、会社で働いていることが、より多くの人、地域のためになる・・・そんな仕事へとシフトさせていけるのであれば、それはそれで良いのではないかと。
大切なのでもう一度書きますが、ゴールは共存共栄の実現。
その実現に向かうために出来ることは無限にあります。なので、今回のような意見については、立ち位置によって視点が変わることを認知しておいた方が良いのかなと考えています。冒頭で述べた通り、だから悪いということではなく、違う見え方もあるので決め打ちしない方が良いんじゃないかな・・・という。
皆さん、いかがでしょうか?
こんなことを語りつつ、今日のnoteを終えたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。感謝!