ご縁を大切にしたから出来たこと
松山工業株式会社の鵜久森洋生です。私は毎週土曜日は、DMM.make AKIBAさん(以下、アキバ)の公式マガジン「MAKERS」向けの投稿を続けています。
今回は、先週告知した10月19日に開催されるHAX Tokyoとアキバの共催イベント「スタートアップはビジネスの「ご縁」を事業成長にどう活かす? ~ご縁は運ではありません〜」について、なぜ私がこのイベントに関わっているのかを事前に補足しておきたいと思い、書き綴っています。
どうかお付き合いください。
ゼロから始めたご縁づくり
私が前職を辞めて松山工業に入った20年前、異業種への転職だったため仕事上の人的つながりは一旦全てリセットされました。そして、入社して10年間は既存のお客様を中心に動き回っていました。当時はそれが当然のことだと思っており、そこそこ忙しかったため、何ら疑うこともありませんでした。
ただ、将来を見据えてロボットの分野で何か貢献したいと思った時、既存の枠組みでは何も出来ないことに気づきました。2005年に、神奈川県と川崎市が立ち上げたロボットビジネスのコンソーシアムに加盟したのは、何も接点が無い状態を脱するのが目的でした。
その後、かわさきロボット競技大会の協賛を皮切りに、ロボコンのサポートをするようになりましたが、なぜロボコンだったかというと、私が貢献したいと思ったサービスロボット市場(当時はその言葉もなく、私は福祉・介護向けロボット市場と言っていました)自体がなかったからです。
ご縁があるからチャンスにつながる
ただ、今思えばその時にロボコンの支援を通じてつながったご縁が、アキバとの出会いや、ジャンルレスな活動をするキッカケになりました。
例えば、世界的にも知名度がある国際ロボット展で、広大なエリアを使ってイベントをさせていただくようになったのも、元々のキッカケはご縁があったKISTEC(神奈川県立産業技術総合研究所)の方の「無茶振り」でした。
その時は、10月にオファーを受け、2ヶ月後の12月上旬にはイベントを開催…そんな超短納期案件でしたが、なんとかやってのけました(笑)ただし、東京ビッグサイトの東8ホールの70%ほどのエリアをいきなり任せられてしまったので、2ヶ月間はそれ以外に仕事が出来ない状況でした。
ただ、そのイベントが大成功し、2019年の開催時にはアキバに出展協力を仰ぎ、スタートアップ活躍出来る場を作りました。そして今年3月の国際ロボット展では、ここ数年窮地に陥っていたロボコンに焦点を当てた一方で、モビリティ系スタートアップのための試乗体験のエリアを設けました。スタートアップ2社に対しご用意したのは、約300㎡のスペース。こういったことが出来たのは、共存共栄を軸としたご縁があったからこそです。
ご縁が無さそうな人こそ、ご縁が深まる
今回のイベントで私が登壇させていただくのは、こういった実体験に基づいた部分での「ご縁の大切さ」をリアルに語れるからだと考えています。
これはあくまでも私に経験上ですが、直感でご縁が無さそうだと思った人ほど、あとからご縁が深まるケースが多いように感じます。なので、今回のイベントでもより多くの方とのご縁を育みたいと思います。
こんなことを感じつつ、今日のnoteを終えたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。感謝!
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