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「ろぼいち」のお手伝い

どうも、ウクモリ ヒロオです。

以前のnoteでもお伝えした通り、金曜日から福島ロボットテストフィールドに行っていました。福島県主催の「ろぼいち」というイベントで、水中ロボットのエリアの企画運営に携わっていました。

早速ですが、どんなイベントだったかを振り返ってみたいと思います。

一般の方がロボットに触れる貴重なイベント

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ワールドロボットサミット(以下、WRS)という、ロボットの国際大会の併催イベントとして開催された「ろぼいち」。WRSが、さまざまな課題を技術力でクリアしていくかなりテクニカルな競技大会なのに対し、「ろぼいち」は一般の方がロボットというキーワードを軸に、家族連れの方でも楽しめるようなお祭りのようなイベントでした。

展示内容も、ロボットに固執することなく、エアレースパイロットの室屋義秀のデモ飛行だったり、VRアーティストのせきぐちあいみさんのステージだったりと多彩な点がポイントでした。なにせ、総面積50ヘクタールという広大な場所を使ったとてもスケール感が大きなイベントだったので、参加された多くの方が、1日いても飽きなかったのではないかと思います。

水中ロボットのエリア

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私が運営のお手伝いをしたのは、水中ロボットの操縦体験やデモンストレーションのエリア。「ロボ化石」ことAFK研究所の近藤敏康さんが作成した古代生物型水中ロボットの操縦体験と、東京大学生産技術研究所の皆さんが開発したAI水中ロボットのデモンストレーションが軸となりました。

初日午後からは、地元の福島県立平工業高校の学生が作ったプレコ型ロボットが登場。高校生が近藤さんのオンライン指導の下で作り上げたロボットに、来場された多くの方々が驚かれていました。

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会場となった屋内水槽試験棟の入り口を入る目に飛び込んでくるのは、プールの中で泳ぎ回る古代生物型のロボット。
本当に生きているかのような動きをするロボットですが、実はプロポやサーボ、電池といった部品以外は100円ショップでも買える安価な素材がほとんど。これらのロボットを作った近藤さんは、元々の知見を活かしてロボットを作ろうと思った際、今実在する動物の動きがとても複雑だと感じ、どうしたらよいか考え続けた結果、古代生物の動きがとてもシンプルで無理が無いという点に気付き、作り始めたそうです。アノマノカリスのような「ウミサソリ」という水中の古生物を模倣したのをきっかけに、今は少しずつ進化を続けてマンボウまで作れるようになりました。

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福島県立平工業高校の学生が作ったプレコ型ロボットは、近藤さんのロボットに魅せられた学生の方々が教えを請い、なんとオンラインのやりとりだけで完成までこぎつけた、かなり大きなロボットです。今回のイベントで念願の初対面。電池切れ以外はトラブルフリーで実演を続けたことに、周りの人も驚いていました。

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東京大学生産技術研究所からは、AIで画像認識をする水中ロボットを作った若手チームが参加。今年の水中ロボコンのAI部門で優勝したチームで、アイデア力抜群なデモンストレーションに皆が水槽を凝視していました。
簡単に言うと、水中の中で人の顔を識別し、マスクをしていないと判断したら、近くにあるマスクを持ってきて被せる・・・そんなデモンストレーションでした。水中なのにマスクをしているか否かというのが、とてもシュールでしたが、しっかりと識別してマスクを被せ続けていたので驚きました。

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同所からは長年お付き合いしている山縣広和さんが開発した、教育用水中ロボットMark3のデモンストレーションもしてもらいました。水中ロボコンのジュニア部門で使われている、水中ロボットがどんな動きするのか基礎が学べる素晴らしい機体です。山縣さんは今、南極の氷山の下がどんな地形になっているかを探索するロボット「MONACA」の開発をしている方だということもあり、来場された方々に水中ロボットの魅力を分かりやすく説明されていました。

あっという間に終わった2日間、そして・・・

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今回はほとんど、水槽棟の中での活動が中心となってしまいました。なので、周りでどんな感じだったかが正直なところよく分かりません。ただ、少なくとも屋内水槽試験棟の中は、常にワクワク・ドキドキが溢れる場所になっていました。

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操縦体験が出来るプールでは、古代生物型ロボットのゆったりとしたユーモラスな動きに、年齢問わず多くの方が笑顔になっていました。また、地元の高校生が作ったロボットが泳いでいる姿を見て、勇気をもらったと言いながら会場を後にする方も多く、運営する側もやって良かったとしみじみ感じるイベントになりました。金曜日に集まった時には少しだけぎこちなかった出展メンバーも、終わるころには仲間としてお互いを認め合っているかのような関係性が生まれていました。

実は今回の仲間は、来年の3月12日(土)に東京ビッグサイトで開催される国際ロボット展の「(仮称)ロボット体験企画コーナー3」という、私が企画運営するイベントで再び共演することが決まっています。私がエリアを運営するのは2015年から数えて4回目となりますが、今回も多くの人が集まるイベントに仕上げたいなと考えています。詳細は別途noteでもお知らせします。

そんな感じで、昨日まで開催していたイベントのレポートを書き綴っていました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。感謝!

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