彼の勇姿が見たかったです
どうも、ウクモリ ヒロオです。
おととい、パラリンピックが始まり、少し熱が冷め始めていた国際的なスポーツの祭典が、再び熱を帯び始めています。
開催については、様々な意見があるかと思います。ただ、私自身はオリンピック同様、心から応援したいと思っています。
*今日の投稿で使用した写真は、F1関連情報サイトなどから引用させていただきました。
活躍を期待していた選手
実は東京パラリンピックで数年前から注目していた競技があります。それはハンドサイクルという種目で、手漕ぎ自転車を使ったレース競技のことです。
私自身、パラリンピックに出場する選手について詳しい訳ではありませんが、ひとりだけ注目していた選手がいます。
彼の名はアレッサンドロ・レオーネ・ザナルディと言います。
元F1ドライバーとして活躍した選手で、アグレッシブなドライビングで多くのファンを魅了しました。ジョーダンやミナルディ、ロータスといった、どちらかといえば中団以下のチームを渡り歩きましたが、彼の闘志に魅せられたファンは多かったようです。
一時期は、活動の場をF1とCARTと行き来しつていましたが、2001年に大きな事故に遭い、脚部に損傷を負い両足を切断。
誰もが彼の選手生命は絶たれた思いましたが、2003年にWTCCに電撃的に復帰。なんと2009年まで現役で活躍し続けました。
その間、2006年には12周ではありましたが、F1マシンをドライブしたことが記録されています。
誰もが驚く、彼の不屈の精神
2006年以降は、パラリンピック出場を目指し、活躍の場をハンドサイクルに移します。驚くことに、2012年、2016年と2回連続で金メダルを獲得。
私は、F1ドライバーとして彼を知り、生命を脅かす事故に巻き込まれて両足を切断したことを知っていたからこそ、彼の不屈の精神に感銘を受け続けています。
ただ、活躍を続けていたザナルディですが、2020年のロードレース中にトラックとの衝突事故が発生し、それ以降昏睡状態が続いていました。
「続いていました」と書いたのは、今年に入って意識を取り戻したから。まだ、会話が出来る状態にも至っていないとのことですが、既にリハビリを開始しているとのこと。
パラリンピック開催に合わせ、このnoteを綴ろうと思い調べた結果、彼は2度目の生還を果たそうとしている最中だということが分かり、胸が熱くなりました。
残念ながら、東京のパラリンピックでの3度目の金メダルを獲得出来ませんでしたが、彼が再びハンドサイクルを操る日が来ることを心から信じ、楽しみに待ちたいと思っています。
今日はこの辺でnoteを終えたいと思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。感謝!